五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

一心不乱に進む者は

バレーボールのO選手が「できちゃった婚」!お相手はビーチバレーの男子選手!シーズン中に妊娠発覚!(爆)残りのリーグ戦及び今年の全日本参加をキャンセル!!」

・・・わはは(苦笑)・・・・がくっ(コケ)・・・

あのなー、おめーら、いくらなんでもリーグ期間中はまずいだろー。スポーツでカネもらって、チームメイトに何て言い訳するんだ? しかもお互いに五輪目指すトップアスリートじゃネエか。そんな無計画で、てめーらはケダモノか!!(核爆)「私達を祝福して下さい、幸せになります」って? ざけんじゃねえっ(どーん!)

・・・あきれかえって話にもならない。ので、同じ女子アスリートでも、いい話をいっこ。

フィギュアスケート、ペア競技の井上レナ選手が、私生活でも結婚しているアメリカ人のパートナーと2人、五輪代表切符を手にしたという、ニュースが入ってきました。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060115-00000033-sph-spo

記事を読んでみると、相当大変だったようです。ペアで行くかシングルで行くか迷いも多かったようですし、一番華々しく活躍できたであろう長野五輪ソルトレイクの時は病床にいたとか。再起をかけて渡った米国でも、めぐりあったダンナの方が体をこわしたり、とても順調とは言えなかったようです。で、ようやく、本当にようやく、神様が微笑んだ。2人まさに、信じた道を生き、助け合い、ひとつ荒波を乗り切った結果だと思う。

アスリートに限らず、厳しい世界でひとつ何かに打ち込む決意をしたものは、本当に、それこそ全知全霊、自分の持てる全ての時間を使って、一心不乱に進まなければならない。それは時代が変わっても基本は同じだと思う。しかしそれは、苦しみではないはずだった。好きなことに打ち込む充実感で、この上ない幸福だったはずだ。他の者が楽しく遊んでいるのを横目で見ても、それは「忍従」ではなかったはずだ。

ところが、今は、価値の多様の名の下、ひとつのことに馬鹿正直に進む者は「ダサイ」どころか「変わり者」「可哀想」扱いされるようになった。で、適当に遊び上手で、こじゃれているお調子者がもてはやされるようになった。そして、そんな生き方が「当たり前」になったのだ。「もうそんな時代じゃないよ」と人は言うが、時代と共に、責任とか、信念とか、決意とか言う言葉も、どうやら忘れ去られていくようだ。