五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

女子バレーW杯終了


女子ヴァリボ、W杯終了しました。最終戦日本は中国に3-1で負け。最終順位は5位でした。優勝はその中国。2位がセルビアで、ともに日本が負けたチームが、五輪切符を獲得しました。


日本は来年5月末からの、五輪最終予選に進みます。まあここは例年ですと、アジア枠で1位になれば五輪出場なるはずですから、韓国、タイあたりに取りこぼしなく勝っておけば、行けるんじゃないかと踏んでいます。


今期の全日本は、割と過渡期、世代交代期のチームなのかもしれません。若手が着々力をつけて来、ベテランを徐々にベンチへ押しやる途中の状態。木村、石井、迫田あたりの不調と、それに変わるルーキー古賀紗理那の充実ぶりが象徴していました。明るい材料ではありますが、中堅~ベテランがもっと発奮し活躍してくれないと、ルーキーとベテランと両輪が共に好調に動いていないと勝てません。今大会はそこが問題でしたね。


あと頼みの守備面も、リベロ佐野選手が引退した穴は、まだ埋められていないように思います。座安選手も頑張っているんですが。セッター以外が上げる「2段トス」の精度も良くない。若き司令塔・宮下も、ほんとうによく頑張っているとは言え、球の下に入る速さなど、注文はまだまだあります。守備と繋ぎの精度も、チーム全体でもっと上げないと勝てない。


ただ各アタッカーの戦術判断力は、ずいぶん上がってきましたか。天性のセンスの古賀はもとより、長岡なども、色々相手を見て、ブロックアウトを取ったりフェイントに切り替えたり、うまくやっていたように思います。


圧倒的なパワーヒッターが望めない以上、こういう「緻密さと戦術」で勝って行けねばならない状況は、毎度毎度同じです。チームとしてのみならず、個人としてどこまで緻密さ精密さを追求できるか。冬のリーグはそういった観点で戦ってほしいと思います。