豊の部屋ならぬ詩子の部屋って
「今年は樋口豊さんが、ジュニア選手のヨーロッパ遠征の引率で不在です。それで今年の豊の部屋は、ペアの解説の若松詩子さんとお送りします。題して「詩子の部屋」」
この一言で思いっきり脱力してしまった。(^^;;「豊の部屋」とは、フィギュアスケートNHK杯、エキシビション前の整氷時間のつなぎのコーナーとして、ベテランコーチ樋口豊さんと、国営放送の刈屋アナとで、選手と一緒に演技を振り返り「とってつけたような」インタビューを放送するという、年に一回の「幻のコーナー」であります。そのグダグダぶり、どうでも良さぶりと、樋口先生の「おネエ」ぶりが、まるで国営放送とは思えない、ゆるーーい、ぬるーーーいテンションを醸しだし、フィギュアスケートファンには爆笑のコーナーとして有名なのです。それが、今年はこの有様(笑)どうでも良さぶりもここまで来ると、あきれて笑うしかありません(^^;;
若松詩子さんはペア元カナダ代表。一昨年引退して現在解説者。気持ちの良い美人だし英語も堪能でいいんですが、絶対その場しのぎでかり出された感じだよなあ。国営放送の刈屋アナは、スポーツアナの中でも一番フィギュアに造詣が深く最適任なんで、そこは外してないのですけど。
おかまいなしに次々とキスクラに選手を呼びつけ、インタビューは始まります。いきなり呼ばれたのは高橋大輔。「いやーこんな転び方練習でもしません。緊張があったんでしょうね。レイバック? いやあれは僕には簡単で、むしろシットスピンの深さの方が大変(笑)プルシェンコ復帰については、もうええやろ~~って思いもあります(笑)でも彼と競えるのはすごい事。頑張ります。」
2人目、高橋成美/トラン組。ちっちゃい成美ちゃんが、話し出すとなかなかガサツな姉御調だったのが面白い。「失敗「しちまった」です。迫力ある音楽で「ゴォーッ!」と滑りたかったんです!もうゴオーッと・・・あ、こんな言葉遣いじゃ、このインタビューに出たこと後悔するなあ(笑)」
3人目石川翔子ちゃん「できるものなら演技やり直したいです~」。4人目バイリンガルボーイ村上大介「シニアの大会に出れてすごいかっこいいと思います(笑)」色紙にはひらがなで「どりょく」(笑)
5人目。ロシアのレオノワ選手。目が深い碧色で吸い込まれそう。ロシア語→日本語通訳がいない。レオノワ選手のロシア語を、ロシア人男性が英訳し、それを若松さんが聞き取って日本語訳するややこしさ。通訳ぐらい別口で雇えよ頼むよ国営放送。刈屋アナ「スルツカヤ選手の若い頃に似てます」レオノワ「尊敬する先輩ですが、私は私。」一本取られました。
して6人目。お待ちかね井上怜奈/ボールドウイン組。井上さんやっと笑顔ですごい素敵(#^^#)若松さんの方が後輩なんですね。「詩ちゃ~ん。やるじゃん!コーナー持って出世したじゃ~~ん」で爆笑。若松「ジョンがジャンプで悩んでいる時、大丈夫本番ではできるよと励ましたんです。そしたらばっちり出来て。」井上「詩ちゃんを是非我々のコーチの一人に招きたいです。でもレッスン料は払えないけど。笑。」レナさん言いたい放題です。ここがこのコーナーのいいところ。「これから2ヶ月、全米選手権までが、私たちペアの競技人生の山場だと思っています」と、最後には真面目に決意を語ってくれました。
7人目。小塚君。刈屋アナ「調子よかったですよね?なのにまたどうして?」「うーん。自分でも不思議な部分があります。落ち着きすぎたのかなあ。試合の怖さを思い知りました。SP終了後の「あーっ!もうっ!」って、はっきり言ってますね本当に(笑)」
8人目、乱入の形で安藤ミキティ。小塚君のインタビューの時、どうやら変顔したりして小塚君を笑わせようとしていたらしい。「小塚君も私も、良いフィーリングで大会に入ったのに、どうして失敗しちゃったんだろう。不思議だね。試合って怖いねって、2人で話していた所なんです」小塚君退場するも、何故か写らないところでパネルを出したりAD役になりきり、安藤を笑わせようとカタキを取ろうとする(笑)。刈屋アナ「安藤さん、ビデオ、ショートとフリーとどっちがいいですか」「えー!どっちも見たくないです。笑」若松「じゃ崇ちゃんチョイスで」するとパネルを持ったAD小塚、「クレオパトラ」のエンディングを一節踊ってフリーを指示。こづ君グッジョブです(爆笑)
ラストがジュベール。「五輪では必ず3つの4回転で、金メダルを取りたいです」と、締めてくれました。
今年もこのグダグダぶりは健在。でも豊おねえコーチが居ないと、やっぱダメです。樋口コーチ、来年はスケジュール空けて下さいね。(^^)