五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

ハリーとトント

■映画「ハリーとトント」AIICinemaの紹介ページ。

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=18502


久しぶりに観た。全体を流れる無常観、登場人物の温かさには、若い頃観たとき同様感動した。アパートを追い出され、息子娘のところに行ってもそりが合わず、それでも「これも世の常」と一人を選んでいく。友人は死んでいき、昔の恋人はボケ始めで施設暮らし。人間存在の空しさ、裏腹の愛おしさである。(TT)


ただ以前観た時同様、クライマックスの盛り上がりがほとんど「無い」。そう言う映画ではないのは解るが、次男とのいきさつにもう一つドラマが欲しかったのでは?


あと、これが大事なのだが、ラストシーンの意味が正直良くわからない。辿りついたカリフォルニアの夕陽の浜辺、砂遊びの子供を観て、ハリーは何を思うのか? この辺は一生かかって考えるべき事なのかもしれない。