五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

韓国の「超競争社会」


つい先ほどは、韓国の「超競争社会」の模様を、テレビがレポートしていた。韓国の「お受験」が、日本とは比べものにならないくらい激しいことは、何となく情報としては知っていたが。


ひとにぎりの一流校に受験志望者が集中する。親の教育ママぶりも半端無い。金もおしみなく掛ける。そこで学習塾などの教育ビジネスが発達し過激になる。何でも、数年前までは「受験日前数週間は、朝の4時まで勉強させていた」塾もあったと(@@)当然問題となり、政府が法律で「夜10時以降の学習塾の営業を禁止」しなければならかったとか。お金持ちにはどんどん、エリートへの環境の門戸が開かれる。が、貧乏な家庭の子はまずその機会すらたどり着けない。スラム街からはい上がることは、ほぼ不可能だろう。


塾に行ってガリ勉…(死語か)する中学生達へのインタビューもあった。「今は確かに辛いけど、遊びは後でも出来ると思うし、将来楽な暮らしがしたいから」おいおい。今でしかできない遊びも沢山あって、それが人間形成上とっても大切なことなんだぞ。それに、一流企業に入ったとしても、そこで一発大病でもして出世コースからはずれたら、それでおじゃん。つぶしの効かない君たちはどうするんだ??


お受験以外でも、スポーツ分野では、キムヨナの幼少時のコーチ……名前は失念……もインタビューに応じていた。とにかくなるべく幼少時から、才能ある子供を見いだし、英才教育を授けること。金メダルを取れるような選手を育てるにはそれが不可欠と。「KARA」「少女時代」を育てた芸能スクルールも写った。同様に、極端に言えばもう4~5歳から、歌やダンスを仕込み始めるそうだ。


・・・テレビ局のやることだから大げさな面もあるだろうが、それでも、背筋が凍る思いで観ていたよ。(ーー;


それを日本のコメンテーターは「これだけのエリート養成の熱意は、ある意味たいしたものだ。グローバル社会へ打って出る覚悟を、国民が是認して「腹をくくった」面もあるのでは。日本の経済成長にとっては驚異だ」と評価していた。バカかこいつは!子供一人一人が経済の道具か??陰で格差で泣いている人もいると、言ってる矢先じゃないか!!(怒)


こんな社会は、いじめと自殺と、キレル子供の猟奇犯罪を産むだけだ。中国もそうだが、日本の高度成長期ときわめて酷似してきている。殺伐とした暴力がはびこる社会に、遠からずなってしまうぞ韓国!!