五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

自分が死んだら、ネット上の遺品整理はどうなるの?


国営放送の朝ドラマ「ゲゲゲの女房」が最終回だった。主人公達の親兄弟が年を取って召されていく以上、ドラマが「死生観」のような境地にたどり着くのは、予定された必然かも知れない。最初から「おばば」によく話かけているシーンは多くあったし。それは多くの日本人にとって、ごく自然に写ったことだろう。神でも仏陀でもなく「先祖様」なのである。


■僕が死んだら、僕のつぶやきはどうなるの?

http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/rxr_detail/?id=20100916-00003584-r25&c=04


記事によると、アメリカでは「My WebWill」なる、「ネット上の遺言保管サイト」が登場したそうだ。ブログやSNSのアカウントやテキスト記事の削除取り下げ、ばかりにあらず、アマゾンや楽天などの通信販売のアカウントと個人情報の削除「セカンドライフ」やオンラインゲーム上の有料アイテムなどは「遺産」として「贈与」とするのかどうか。そういった「ネット上の個人資産」を、死後どうするのか。この問題、今後でっかい問題になっていくと思う。


無料の日記やSNSは、そのまま放置すれば、半年~1年で削除されるところと、退会依頼が無ければ原則何年でも保持、という2つに分かれるようだ。生死確認がなされない以上、更新が何年もなくても預かったコンテンツであるから手は出せないという考えも成り立つわけで、インフラ・場所提供側からは、契約者が死後どうするか、とは、言い出しにくいのだろう。


しかしネットコンテンツも、今や一人の個人だって、かなりの複数のサーバーに渡って存在している。死後、残された家族がそういったネット上の、故人の足跡を一つ一つ消して回るのは、結構な大仕事だ。日記などが残されている場合は、思い出にもなるだろうが大抵つらいだけだろうし。通販アカウントなど、流出・流用されれば犯罪の元だろうから、真っ先に手続きが必要かも知れない。多少有料でも、生命保険同様、こういう「ネット遺言・あちこち削除代行」業って、アリかもしれない。


「死んだらネット上のことをどうするのか、どうケリを付けておくのか」……いや死ななくても、例えば頭を打って植物人間、とか、年取って老人ホームでネット出来ない場合とか、これからの老人人生に向かっていくわけだから、ありえるでしょ? 私なんぞもよくよく、普段からのネット整理も含めて、考えなくてはならない問題だと思いました。