五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

バレーボール・ワールドカップ・札幌ラウンド

でヴァリボ。ペルー戦はまあ1セット落としながらも勝利しました。ポーランド戦はまたもや、心臓に悪いフルセットでした。栗原が止められていたんですが、高橋、木村が頑張って、勝利をものにしました。特に夏場からやや不調気味だった木村サオリンが今日は大当たり。相手のレシーブミスで返ってきたボールをダイレクトで狙ったり、これは打てないだろうというトスミスを打って決めたり、意外性のオンナ(笑)まあ勝てて良かったです。今大会を通じてはリベロの佐野選手が一番コンスタントに絶好調を続けていて、それが利いていますね。

そしてケニア戦は、さすがに圧勝しました。最年長の多治見選手も出番が回って、元気に決めていました。注目の高校生セッター河合もセット後半に出場! 栗原、大山、木村にそれぞれ配球していました。嬉しいだろうなあ憧れの選手にあげれるなんて。

さて、試合は水曜から名古屋で、あと3つです。これがねえ………。

11月14日(水) 対キューバ

11月15日(木) 対アメリ

11月16日(金) 対ブラジル

・・・全部強敵。最悪3連敗すらありえる。というか、順当にいけば3連敗します(爆)やたらと煽るTV局のせいで、日本はメダルに近いんだと思っているあなた! 現実はそんなに甘くないです。世界ランキング7~9位あたりをうろうろしている日本に、今大会でのメダルはあまりに酷で非現実的です。ただTV局に訊かれれば、監督・選手は「メダルを目指します!」と、うそでもはったりでも言わねばならない。そこが辛いところなんですね。

ヴァリボも長くファンをしてくると、諸外国の実力も分かってきますし、事あるごとに書いてきた日本の厳しい状況も分かってきます。その上でいいますが、今の柳本ジャパンほど、ヴァラエティー豊かな個性派が揃って、互いにカバーし合い役割を果たしながら目標に進んでいくチームを、私は知りません。悪いけど中田、大林が現役だった90年代の全日本よりも、私にははるかに魅力的です。竹下が低身長だとか、木村が非力だとか、高橋がムラがあるとか、そういった短所も含めて、認めて、じゃあそれを皆でカバーする、補うためにはどうするのか。古い言葉ですがチームワークですね。これが取れていると思う。日本的な和の精神がある。でもただ甘やかす和じゃなくて、それぞれが、引退するかしないかという、地獄を見てきた結果、備わった自覚と責任を持っている。

そんな彼女たちに、私は、そりゃ勝ってはほしい。報われて欲しい。報われなきゃ嘘だとも思います。けど、勝敗は時の運。どんなに勝とうと思って試合に臨んでも、負けるときは負ける。それはそれで仕方がないと思っています。ただそこで、全力でプレイすれば、いいプレイさえして貰えれば、必ず何かは起こるし伝わる。それで良いと考えます。

あと3つ、頑張れ柳本ジャパン、ですっ!!