五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

過剰管理と連帯罰と

・・・我がナリワイ社で、困ったことになりそうだ。

昨今のIT情報セキュリティー強化のため、社のパソコンを全て、システム部(といっても同じフロアで机のシマが違うだけ)で一括管理することとなった。ハード・ソフトの購入から管理、セッティング、インストールは言うに及ばず、ディスクメディアの使用管理まで全部システム管理者の許可責任でやると言うのだ。

こう書くとしっかりした会社で結構なことのように思われるだろう。でも中にいて仕事をする方としてはやりにくくてしょうがない。印刷所にMOで出力依頼するのも、今まで通らなかったシステム部に頼んでMOを出して貰って、データ入れ終わったら中身の確認を受け、書類を一筆書いてハンコを貰わないといけない。いやはやまったく、四角四面になってしまったものである。そのうち隣の同僚にファイル一個あげるのにも、上役のハンコが要るようになるのではないか。

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さて、少し前になるが、某プロ野球チームが、新人の青田刈りに先だって、金銭を渡していて問題になっている。で、渡された学生がマスコミの前で謝罪したり、高校の野球部が解散したりしている。

これは、どうなんだろう、収賄も罪で制裁なのだろうけど、それにしても、やりすぎではないのか。

贈ったプロ野球球団側、あるいは、受け取った大人達は、裁かれるべきだろう。でも学生当人は当時未成年だったわけである。そんな彼に何が言えようか。数年後成人したからと言って、テレビに顔と実名を出して頭を下げさせられ、まるで犯罪者のように責められる。それはあまりにも理不尽だと思う。ましてや、一部の指導者や父兄の間で贈収賄があったからと言って、野球部全体を取りつぶす必要はまったくないと思う。こういう連帯責任はまるで昔の年貢の取り立ての五人組制度だよ。

更に言ってしまえば、野球以外の、例えば柔道や卓球などは、どうなんだろう。企業にスポンサーになってもらって頂くカネは綺麗で、野球の入団供託金は賄賂で汚いと言うワケか?

先に書いたパソコンの過剰管理も、野球の新人狩りの話も、どこか私は納得が行かない。厳しく管理せずナアナアにしろとか、袖の下も必要だとは言ってない。問題は、四角四面に、ガンジガラメに縛って、ちょっとでも違反した者は極悪人よろしくさらし首にする。それだけで問題は解決するのか、そのことを問いたいのだ。連帯罰の恐怖政治だけでは、いつまでたっても「個人の意識」は育たないよ。