五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

高校球児は敵だった。

高校野球が、最大延長でも決着着かず再試合。感動的な声があちこちから聞こえましたね。その中、自分はヴァリボ観戦モード一直線。このモードを崩したくないので(どういう理屈や?)高校野球は観ませんでした。

私が「高校野球はあまり好まない」ことは、以前書いたと思う。私の母校も、時々忘れた頃に甲子園に出る。実は私の在学中3年生の時にも甲子園に出ている。その時は2回戦で負けたが、その次、6~7年前にも出て、その時は3回戦まで行ったはずである。ま、いずれにしても遠い目ですが。

野球部の連中は、まず女の子にモテるし、学校でも先生とかになーんとなく優遇される。爽やかでスポーツできて情にも厚くて性格もいい。であるから、いじけた性格の私は、高校球児が大嫌いでした(爆)運動全然出来なくて、上下関係とか人間関係も苦手で、でも女の子の前では目立ちたくて、それでエレキを持った人間にとって、高校球児は青春の成功者の証。同じ雄でもえらい違う。羨望と嫉妬でチクショーでわら人形の対象なのだ。

高校野球はそんな私の暗かった青春時代を思い出させる。もてあます劣等感とリビドーとで悶々としていた高校時代。真っ黒に日焼けして健康的に白球を追っていた野球部の連中は、私にとっては敵だった。甲子園球児達を観ると、そんなあの頃の嫌らしい自分がふつふつよみがえって来る。できれば目をそらしたいのだ。それなので、未だに高校野球は好きになれない。

んでも、ここ数年はヴァリボとかフィギュアとかを通して、スポーツに情熱を注ぐことの尊さ素晴らしさが、年々分かるようになってきた。応援もいいよね、夢中になれて。年を取るとそういう情熱とか夢中とかが、ワガコトではなく、遠い対岸の憧れの物になる。するととたんに好きになる。私も、高校野球を観て泣く日が来るかも知れない。そういう年になったのだ。