五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

【訳詞】シールズ&クロフツ2曲

 

■ルビー・ジーンとビリー・リー(シールズ&クロフツ


ルビー・ジーン、昨夜夢を見たんだ

僕は星々の間を駆けていた

大声で君を呼び、君は静かに答える

君は子供達の瞳、僕は過ぎていく日々


ルビー・ジーン、僕たちが生まれ変わるまで

そう長い時間はかからないよ

眩しい光、白と黒の交錯

君は豊かなる大地、僕はそこで育つ花


僕らはヨシュアの王国の子供

僕らは戦争なんかしない

愛と正義の名の下に、殺し合い憎み合うような

そんなものには参加しないんだ


ビリー・リー、この惑星で

僕と君が再び出会った。これは運命さ

世界のすべてを観たいなら、ずっと僕を助けてくれよ

君は真っすぐ伸びた道、僕はそこを行く旅人


おおビリー・リー、僕たちは自由になる

約束の土地は造っていける

泉湧き出る所へ駈け、永遠に一つになれる

主は我々の望み、我々は主の創造物


僕ら王国の子供

僕らは戦争なんかしない

愛と正義の名の下に、殺し合い憎み合うような

そんなものには参加しないんだ


・・・実力があるのに、何故か一発屋扱いのアメリカのフォークデュオ・シールズ&クロフツ。あまりにスケールの大きいバラードだったので気になって歌詞を検索、訳してみました。ヒッピームーブメントの名残りか、青臭い事を言っておりますが、これもこの間の「オバマの広島演説」と同じ立場の、アメリカの哲学の一つ。ロックの精神の支柱でもありました。素晴らしい曲です。


もう1曲紹介します。


■Seals and Crofts「Hummingbird」

 
 
ハミングバード(シールズ&クロフツ

Ohハミングバード、天国のような鳴き声で

人間達は君が飛んで来てくれるのを待っていたんだ

でも僕らは間違っていた 大切な君を傷つけてしまった


Ohハミングバード、君の翼を貸しておくれ

上昇気流でアラビアまでも運んでおくれ

聖なる天国まで、人類の存在を導いておくれ


ハミングバード、飛び去っていかないで!


君の中に、僕はかぐわしい香りを見つけた

死ぬまで愛を誓おう

なぜこうなったのか分からない

ハミングバード、飛び去っていかないで!


君の甘い蜜の軌跡に、僕はハエのように吸い寄せられる

愛しているよ!


日が長くなっていくのに気がつかないの?

魂のささやきは僕らに届くのに

力強いこころの太陽の光が見えないの?

新しい夜明けはやってくるのに!

理解は枯れ果てている

知恵、平和、愛を我らに!


ハミングバード、飛び去っていかないで!


・・・象徴的な歌詞ですね。蜂鳥は、失われていく大自然とかでしょうか、人間の愛情とかでしょうか。それにしてこのデュオは素晴らしいです。サイモンとガーファンクルばかり有名ですが、ここも注目されて欲しいですね。