五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

親父バンド&のだめ

・・・地デジ大画面テレビ、私の方が気に入って、すっかりテレビッ子です。笑。


さて、昨晩はそのテレビで「THEオヤジバンドSHOW」なる番組を深夜やってました。アマチュアのオヤジバンドを何組か集めて審査する、まあイカ天のオヤジ版ですね。三宅裕司も審査員で出ていました。出演バンドは当然40代50代の連中なんですが、そちこちのライブハウスとかで鳴らしてる、アマというよりセミプロで、その筋ではかなり知られたバンドばかりでした。例えばクイーンの完全コピーバンドKWEEN」などは、ヴォーカルのフレディ江藤のゲーハー&メタボぶりが失笑を買いますが、裏腹に完璧な演奏ぶりが凄いことで知られています。他にも、キッスの完全コピーバンド「MAKIN' LOVE」も、あのコスプレからメイクから使用している改造楽器まで完璧で、演奏もすごいことで知られていますし。


でもやっぱりどこかテレビ側からは「嘲笑の対象」なんだよな。ま、いい年こいて体型崩れてまくりもメタルファッションで自己陶酔したりってのは「キモオカシイ」んだろうけどさ。でもテレビは、そんなギャグ部分を、よりデフォルメしてしまう。ライブで5曲6曲聞いてこそ分かる本当の価値は、伝えられようもない。


でも正月だけの特番だから、まっ、いいか。


で、今夜はさっきまで「のだめカンタービレ・フランス編」のドラマを見ていました。クラシック音楽を学ぶ学生たちをコメディタッチで描いた、少女漫画ファンにはおなじみの原作です。そのキャラのアホバカぶりとは裏腹に、音楽面での完璧な考証が売りで、この漫画のドラマ化でクラシック音楽ファンが増えたわけです。


少女漫画の実写化は、私はこれまでほぼ100%、失望させられてきました。でも一昨年ドラマ化された前シリーズは、これが意外に良かった。原作を尊重しながらもそれを補完する演出も施され、青春ドラマとして結構見応えのあるものに仕上がっていた。それゆえのヒットだと思います。


今回もその点では良かった。全編美しいヨーロッパロケで、指揮者コンクールの場面も向こうのホール&オケを借り切って(?)頑張っていたしね。オーケストラの指揮って、素人がやるとどうしても「指揮されて」いる感じになります。オケの音が鳴った後から、指揮者の腕が振り下ろされてしまう。これはありえないわけです。必ず音より少し前目前目にいかないといけない。そこいらへんも、画面上再現されていたように思う。あれは合成じゃないよなあ。玉木君演技頑張ったんだと思います。


終わった後、ついドラマで使われた曲のCD……今回は、リヒャルト・シュトラウス「ティル・オイゲンシュピーゲルの愉快ないたずら」チャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」を、聞いてしまいましたトサ。(^^)