五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

名画とけいおんと


・・・無料動画GyaO!で、いい感動映画作品が無料だったので観てみた。


ニュー・シネマ・パラダイス(1989年イタリア映画)

http://gyao.yahoo.co.jp/p/00843/v09912/

・・・シシリー島の小さな村の映画館を舞台に、映画好きな少年と老いた映写技師との友情を描く。滅び行く物に対するノスタルジーと愛情。そしてモリコーネの甘美な音楽。


戦場のピアニスト(2002年ポーランド/イギリス他)

http://gyao.yahoo.co.jp/p/00012/v12057/

・・・実在し、戦時中迫害されたユダヤ人ピアニストの、戦争中の壮絶なサバイバルの記録。長いし、執拗に市民がナチスに撃ち殺されるシーンは眼を覆いたくなる。しかしこれは間違いなく名作。要所で流れるショパンの曲がまた泣く。


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・・・んで、こういう高尚なのの傍らで、某ブラジルの怪しげなアニメサイトで「けいおん!」を全話、観てしまった(爆)いや少女ロックバンド漫画描いていた俺、が観ないで誰が観るんだとも思うが。


■忙しい人のための「けいおん!」1話

http://www.youtube.com/watch?v=8Nzye4_OzIM


しかし噂には聞いていたが、まさにグダグダ(^^;。やおいの本来の意味「山なし、オチなし、意味もなし」の作品だ。熱血も恋愛も無い。キャラも女の子しかでてこないし、女子校の日常(非現実的に平和)をぐだ~~~っと描いているだけ。もうちょっとバンド内の人間関係の軋轢とか、ライバルのバンドとか出すとか、親の無理解と戦うとか、そういうことやれよと言いたくなる。(って、その発想が古いのかね^^;)


全くくだらないこの作品を、でも最後まで観せきってしまうのは、ひとえに「キャラの可愛さ・萌え」ゆえ(猫耳・メイドは当然あり)でも考えてみるとそこがすごい。俺はオタだしバンドマンだし好きだが、「非オタ」にとってこの作品はどうなんだろう?


萌えとグダグダに終始しても、ちゃんと作品として成立するどころか、いっぱしのヒット作になってしまうという「事実・現実」がすごい。もうこれはオヤジの常識の外だわ。