五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

発表の場

マチュアバンドの発表の場って、案外少ないと思う。


都会にはライブハウスがある。そこでは学生・初心者バンド用の企画や時間枠を設けて、出演させてくれるところもある。しかし当たり前だが先様も商売。通常「チケットノルマ」といって、一バンド何枚か入場券を割り当てられる。もし売れ残ったら、その分はバンドで負担してくれ、となる。店側も、客を入れて飲み食いしてもらわにゃ困るわけで、まずは券が売れる、動員力のあるバンドのほうがいいのは、本音だろう。


もちろんド下手では出られない。オーディションもあるし、近年著作権がうるさくなったので、オリジナル曲での活動が、ほぼ必須となった。面白いことをやる、奇抜なことをやる個性やアイディアも、あれば当然受けがいい。


こう見てくると、たとえ初心者向けの企画枠でも、ライブハウスへに出演は、やっぱり敷居が高いのである。


でも皆、都会では、そうゆう状況の中、結構しのぎをけずっているんだよね。


もう一つの発表の場は、地方で、我々がやってるような、地域のイベントにブッキングしてもらっての演奏活動だ。しかしこれが出来るには、地域の、例えば商工会とか、時には教育委員会とか、公共団体の理解と協力が必要だ。この体制を組める環境が日本中にどれだけあるのか。今はオヤジバンドブームで、珍しがられて町おこしに呼んでもらえているが、それがいつまで続くか、疑問な面もある。


だからこそ、ネット配信メディアって貴重なんだけどね。


マチュアが音楽活動を、楽しく長くやれて、ある程度の発表もできる。それが文化として定着していくには、どうしたらいいか。一過性に終わらせないためにはどうしたらいいか。考えどころだ。