五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

ライザ・ミネリ


ライザ・ミネリ「キャバレー」


D


国営BSでライザミネリの、おととしかな?のショーを放送していました。良かったですよロックじゃないけど(笑)


まあともかく、ブロードウェイ女優さんらしく、そのステージと歌は芝居っ気たっぷり、感情表現過多。うなるわ叫ぶわ、はいつくばるわ、お下劣でにぎやかなおばちゃんですわ。(^^;ここまで濃いとわざとらしくてトゥーマッチ、ちょっと勘弁って人が、いるかも知れない。でも私は好きです。ブルースやジャズの下世話な部分を表現させたらピカイチじゃないかと思いますよ。


でも見事な三段腹で(爆)踊るのは無理だろうなと思っていましたら、冗談じゃない! 後半は男性4人引き連れて、踊り歌ってくれましたよ。汗びっしょりで64歳で!


その後半は、ただ温故知新で昔のナンバーやっていますだけではなかった。MGM映画のミュージカルの中で、唯一の女性作曲家・アレンジャー兼ミュージカル歌手だった「ケイ・トンプソン」という人にスポットをあてて、彼女の作品とショーを再現するという、コンセプト・ミュージカルだった。


何でも、このケイ・トンプソンさん。ライザの母親のジュディー・ガーランド(オズの魔法使いのドロシー。「虹の彼方に」が有名な人)と親友であり、ライザの名付け親だったと。何かにつけライザを可愛がってくれたらしい。ナナメ関係のお姉さんですな。縁者とはいえ、そういうひとのことを「皆に伝えよう」とする姿勢は大したもの。


このかたは無類の酒好きでアル中寸前、何度も医者に怒られて入院しています。加えて2001年に「ウイルス性脳炎」で死にそうになって 、再起不能と言われたのを、必死のリハビリでカムバックし、現在に至るそうです。老いてなおしぶとく(失礼)確かな表現者魂。みてよかったです。はい。(^^