五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

今夏2つ目のライブ終了


はい。今夏2つ目の野外ストリートライブ終了しました。駅前ロータリーに止めたトラックの上での演奏という、なかなか珍しい形です。天候も、思ったよりは暑くなくて助かりました。演奏もまあまあ良かったのでは。風の噂によると、対バンでウチらのすぐ後に演ったバンドの誰かが、「前のバンドのキーボード、なかなか上手いな」と言っていたとか。え、それって……ひょっとして俺?\(^^)/爆。


いや、でも、雰囲気は良かったです。知り合いのバンドをちょっと野次りながら手拍子打ったり、知らないけど「お疲れ様、ナイスプレイでした!」と、声を掛け合う対バン同士の挨拶とか、ビールと焼きそばで(私はアイスに缶コーヒー)地べたに座り込んで聴いたりとかね。なかなかに夏の風物ですわ。(^^)


他のバンドを見るのは、とても勉強になります。今の若い人たちは一様に上手ですね。特にボーカル。ハモれるバンドが増えて来たように思うし。楽器エレキもやるけど、アカペラ・ハモネプもやれます、なーんてバンドもいました。あとは「打ち込みサウンド」併用でライブをするバンド。ドラムがいない編成もありました。聴く方は面白くない部分もありますが、Midiを使うか、マニュアル人力で演奏するかは、方法論の問題ですからね。純粋に楽曲を聴かせるなら、こだわらない方が身軽です。このあたりがやる側にも聴く側にも認知されてきたのかな。まあギターをドラムを、とことんかっこよく弾きたい叩きたいというプレイヤーには、話が別となるんでしょうけど。


「全曲オリジナルで」と言うバンドは、今日に限ってはいませんでした。やはり有名な、Jポップをやったほうが受けもいいし。オリジナルを書いてバンドで演奏する形に持って行くのは、改めて難しいことなんでしょう。あるいはそこまで考えが至らず、バンドとはコピー楽曲をやるものだと思っているのかも知れない。でもだからこそ「オリジナルでやらねば」と言う思いも、あらためて思えてきました。


ただオリジナル曲と言っても、どうもっていくのか。音楽で何を主張し、どういう色にするのか。音楽制作系のみんなは当然考えていることでしょうけど、アマチュアがそこまでしゃかりきになって、後に何が残るのか、とも思うのです。出来映えも悪く、どこかで聴いたような曲なら、自己満足と言う点ではオリジナルをやろうがコピーをやろうが同じではないかと。


さらに翻って考えを拡大すれば、アマチュア音楽活動って一体何の役に立つのか。老人介護のボランティアでもやったほうが世のため人のためではないかと(苦笑)こんな思いもあります。


反面、早世した友人は「学生時代みたいにバンドをもう一回やりたいよ~~~」といって、死んでいった。そいつの気持ちは痛いほどわかる。今再びやれてる自分はなんと幸せ者かとも思います。


いろいろなことが駆けめぐった、夏の日のアマバンのストリートライブでした。