五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

やっぱり応援・上村愛子選手


もう次の土曜には五輪です。わくわく。(^^)村主選手が代表落ちして「五輪なんて見ないぞバーロー!」と思いましたが、それは一瞬だけでした(笑)地デジ大画面テレビも3年目。楽しみに観させて頂きましょう。


フィギュアスケート以外で気になるのは、ミーハーだと言われますが、やっぱり上村愛子選手。真央ちゃんと並ぶ、ウインタースポーツの国民的スポドルですね。


彼女は自筆のブログがあるおかげで、ファンも生の声と心が知ることができる。前々から静かで円満な性格でしたが、トリノ以降はもう本当に、悟ったような、宗教性すら感じるような境地に達しているような、そんな書き込みさえ見受けられます。彼女が、いかにこの4年間、あるいはそれ以前から、技術とともに精神をも磨いてきたか、よーくわかります。


トリノ後、日本チームのコーチに就任した名選手・ヤンネ氏に「アイコはターンが遅いね下手だね」とズバリ言われて、ガーンとなったそうです。自分自身、華麗なエア技で売ってきたので、いろいろ葛藤や、時には衝突もあったみたいです。しかし、ヤンネコーチの必殺技、男子でも出来る選手がまれだと言われる「カービングターン」という技術……より直線的にこぶの間をすり抜けるために、板が後ろに流れる動きを極力抑え、トレースの軌跡からなるべくはみ出さないようにターンする……を、伝授されマスターし、昨シーズンは世界選手権総合優勝! 今回の五輪は世界チャンピオンとして臨むわけです。


この辺の事情はテレビでも放送されていますから、ご存じの方も多いでしょうね。


この新しい師匠との出会い。それと、今まで、世界のトップクラスの選手として活躍してきた自信・確信。それが相まって、彼女の心技体は今、スポーツ選手として最高の、世界でも本当に限られた名選手にしか到達できない「至高の高み」にまで行ってると思います。継続は力なり。しかもただ継続してきたのではないから為しえた。これは大変なことですよ。


それと何より素晴らしいのは、彼女は、お母さんをはじめとする周囲の人への感謝を、たびたび口にします。上っ面のマスコミサービスで言ってるかそうでないかは、結構わかります。こっ恥ずかしい、偽善っぽいと言う人は、ダメですよそう思っては。


あと「みんなを楽しませる・みんなに喜んで貰えるような滑りをします!」というような書き込みも、たびたびブログに見られます。スポーツ選手は同時に、人に喜びを与えるエンターテイナーでもあって、そう言う立場に自分が居ることは、とても崇高な使命でもあるんだと……いや彼女はそうモロには言っていませんが……そう認識していないと書けない言葉と思います。それを彼女は書いている。


・・これ、村主選手と一緒ですよ、まるっきり。


だからやっぱり、上村選手は偉大だし、応援したくなりますよ。


バンクーバーで、メダルが取れるか取れないかは運次第。ですが、ここまで充実した彼女であれば、実力を出せばそれだけで自動的に素晴らしい演技になるはず。結果よりもそこの部分を、期待しましょう。


・・・げ、開会式の翌日もう本番なんですか女子モーグルは!!