五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

佐藤有香コーチ・インタビュー


・・・フィギュアスケート。ネット友のツイッターで知ったんですが、佐藤有香コーチのインタビュー記事がありました。こ、これはツウです。でも英語(TT)


http://www.absoluteskating.com/index.php?cat=interviews&id=2011yukasato


翻訳ソフトの力を借りながら(明らかに誤訳の箇所も多いけど)意訳してみますかね。あ、あくまで意訳ですからね。細部の正確性までは勘弁して下さい。m(__)m


まずざっと経歴がありますね。佐藤信夫・久美子コーチ夫妻の娘であること。1994年の世界選手権チャンピオンであること。プロ転向後は日本と、アメリカでも何年もツアーを回ったこと。その中で、ペアスケーター男子のジェイソン・ダンジェンと結婚。プロとしてペアスケーター演技も行っている。現在は、そのダンナと二人、男子のジェレミー・アボット、女子のアリッサ・シズニー選手のコーチ業がメイン。


「ジェレミーは彼の方から私に会いに来ました。一週間試験的に練習を見て、お互いやっていこうということになったんです。で、丁度そのころ、アリッサのコーチが、韓国遠征に同行できないとなった。で、結局私が彼女につくことになって。奇遇というか運命というか。」


「ジェレミーはプレッシャーから実力が発揮できないことがある選手。私は彼の気持ちが軽くなるように、こうアドバイスしました「オリンピックは必ずしも、あなたのためのモノではない。そのなかでどう楽しむかが重要なのよ。」彼がショートで壊滅した後のフリーの前には、私はこういいました「この位置は有利。取りに行こう! どうなるかは、自ずから見えてくるよ。」と。


「アリッサは、前からちょこちょこ指導したことはあったんです。彼女は真面目なハードワーカー。もうスケート漬けと言っても良いくらい。でもここが問題だった。彼女には、現在の生活環境を変えて、スケート以外の細々とした日常生活の全部をおろそかにせず、すべて自分で決めて、やらなくてはいけないような、ちょっと厳しい日常環境が必要だと思いました。で、彼女には引っ越しと「ひとりぐらし」を薦めました。彼女のお母さんは少しは手伝いに行きますが、今彼女は一人で、大人になっています。」


・・・結構日本的なメンタル・精神論を言っていますね。アメリカの選手達がこれをよく理解している。だからこそアボット選手もシズニー選手も、有香ちゃんについてから、明らかに良くなりました。誇らしいですね。


・・・話が相前後しますが、小塚君についても話しています。


「小塚君は、彼が14才ぐらいの頃から指導と振り付けをしてます。彼は根は、典型的なオトコノコで「外でサッカーしてる方が良いよ。人前でダンスなんてこっ恥ずかしい!」なんてところがあった。で、私は、彼にいろいろなダンスを見せ、いろいろな振付師の所へ連れて行きました。「君は男の子なんだから、スポーティーな表現で行こう。クールガイで行こうよ!」って言って。その通りになってますね。」


・・・なるほど。してみると小塚君の、ジミヘンとか布袋さんとかの「ロックギター路線」は、全部有香ちゃんの振付でした。小塚君の陰に必ず有香ちゃんあり(笑)


「ポイント制の採点法は、逆にこれを利用して、すべての技にバランスの取れたスケーターを育てることに役立つと思います。観客の方にとっては分かりづらいかも知れませんが。加点減点については、怪しい部分もあります。スピードと単純さをそぐ部分もあると思います。でも国際スケート連盟が、よりよい採点について努力をしている、最善を尽くしていることは評価します。」


・・・最後に自分について。


「解説者として、オリンピックや色々な大会を見ました。選手とコーチの「特別な瞬間」を見て、私の両親の姿を見ているウチに、ああ私もこうなりたい、いつか選手をこの場に送り出したいと思うようになりました。父母にアドバイスを、貰うときも常々ありますけど、こっちから訊かないと入っては来ませんね。コーチも、経験しないと分からない部分ってたくさんあるので、そのことを両親もわかっているんでしょう。私が近道をしないように。両親がずっとやって来た仕事を、私は誇りに思いますよ。」