テリーの今年よく聞いた洋楽アルバム
テリーの、今年よく聞いた洋楽アルバム曲です。いってみましょっ!
■レオン・ラッセル Leon Russell アルバム Leon Russell(1st)
動画「Hummingbird」
好きだと言いながら、何故か今までレギュラーアルバムは聞いてこなかった。今回Spotify導入を機会に数作聞いてみて、初期三枚が良かった。このファーストアルバムは特に名作と思いました。泥臭いスワンプナンバーと、例の超綺麗なバラードが、あのダミ声の中で同居してます。
■ゲイリー・オーガン Gary Ogan アルバム Gary Ogan(1977)、Sound Ground(2011)
動画「Down Like You」
そのレオン・ラッセル・バンドのドラマーだった人のソロアルバム。ほぼ無名の人だが、これがびっくりするほど良かった。まずドラムだけでなくキーボードもギターもほぼ全楽器プレイ出来るマルチプレイヤー。もちろん作詞・作曲・歌も達者。音楽性は師匠レオンとは異なり都会的なAOR/Blue Eyed Soulでスティービー・ワンダーの影響もちらほら。いいメロも書くし、ちょっとしばらくハマってました。
■カルロス・リラ Carlos Lyra アルバム Bossa Lyra
動画「代表曲メドレー(日本公演より)」
ブラジルものは引き続き探求しておりますが、中でもしみじみ聞いたのはボサノヴァ黎明期から活躍しているこのベテラン。歌よし、作曲よし、さすがです。ボサは世界的にもジョアン・ジルベルトばかりが有名で、他はあまり評価されませんが、片手落ちだと思います。この人とかマルコス・ヴァーリなんかは、もっと世界中で聞かれるべきです。
■ブルース・スプリングスティーン アルバム Letter To You
動画「Letter To You」
ボスとE-Street Bandの、6年ぶりとなるアルバム。それだけで説明不要でしょう。いつものボス、アメリカン・ロックの魂です。
■ダン・ペン Dan Penn アルバム Living On Mercy
動画「Blue Motel」
こちらは26年ぶり!となるアルバムだそう。白人ながら南部メンフィスソウルの重要なソングライターとして、アレサ・フランクリン等に名曲を提供してきた人。実は歌もものすごく上手い。渋い。80歳近い爺さんとは思えない。でも、これが最後のアルバムになるかもしれません。
2020アイドルソング・ベスト10
さーて。今年はやや早めに行っちゃいましょう。テリー的・今年のアイドルソング・ベスト10
■10位:川上きらら「Love me tender」
歌い方の可愛いさにやられました。(^^;
■9位:フィロソフィーのダンス「ドント・ストップ・ザ・ダンス」
メジャーに行っても方向性が変わらず一安心のどファンクです。
■8位:わーすた「グレープフルーツムーン」
電波系とロックが共存する不思議なグループ。ここはもう抜群の歌とパフォーマンスだろう。アイドルだって歌唱力があるのだ。
■7位:ONEPIXCEL「DO IT, DO IT」
打ち込みEDMなんだがPerfumeとも違うセンスで面白い曲。メンバーのパフォーマンスも文句無し。
■6位:Farewell my l.u.v「Obsession」
名古屋の中高生ファンクアイドル。ここにしてはちょっとシリアスで暗めだが、思春期の悩める乙女が歌うと変な説得力がある。
■5位:Kaede(Negicco)「ジュピター」
Negiccoの末っ子かえぽのソロ。ちょっと儚げで頼りないところが不思議な魅力。音楽はもはやアシッドジャズ。
■4位:サンダルテレフォン「Step by Step」
今年はこのグループの年だった。全く曇りない王道アイドルぶりは小気味良く、アイドルを聞く幸せに溢れる。
■3位:神宿「Orange Blossom」
ヒップホップを経由した現代ファンクと、ポジティブなアイドルポップの融合、素晴らしいサビ。歌唱力も素晴らしい。
■2位:りんご娘「りんごの木」
上半期1位。歌詞のテーマが素晴らしい。世代をつないでいく人間の営みを、ここまで歌い込んだ歌はなかった。
■1位:Nao☆(Negicco)「射抜け!Midnight」
だって最愛のNegiccoのリーダーが、渾身のソロを出したとなっちゃあ、1位にせざるを得んでしょう!いやそれだけでなく、音楽的に攻めたファンクナンバー。インストパートもかっこよくてしびれます。
■番外:milet「Grab The Air」
実はアイドル以上に、今年はこの人にびっくりさせられ、完全にファンになってしまった。歌唱力、作曲力、そしてこの美貌、20年に一人の大逸材と言っていいと思う。しっかり売れよソニーグループ!
Negicco「午前0時のシンパシー」
新曲キターーーーー!!
■Negicco「午前0時のシンパシー」
一十三十一(ひとみとい)作品。これは…革新だろう。ポップとかキャッチーより別な「音楽的完成度」を優先した感じ。「重なる声」と歌詞にあるように、対位法コーラスワーク。益々アイドルらしくない。
ボーカルの芯となるリーダーのハスキーな声がびしーーっと通ってそこは気持ちが良い。この難しいミディアムにどんな振りが入るのか楽しみ。MVの大人3姫も綺麗。ただ濃いアイメイクは……ちょっと違和感だったなあ。
はてさてスルメ曲になるか?どう転ぶか?
言えるのは、このコーラスワークは、新しい段階に一歩二歩と踏み出した彼女たちの、手段・方法・武器の一つになるだろうということ。音楽的に益々充実した30代となるよう祈ります。
ホール&オーツ、結局どのアルバムを購入するか?
ホール&オーツに関しても全アルバム調べがほぼ終わりました。
またまたありきたりな結論ですが、ベスト盤からが良いってことになりますね。
■The Very Best of Daryl Hall & John Oates
(https://www.amazon.co.jp/dp/B000056CCH/)
レギュラー盤は、私は圧倒的に初期の、柔らかいブルー・アイド・ソウルの彼らが良いので、この3枚が必須です。
■アバンダンド・ランチョネット
(https://www.amazon.co.jp/dp/B00RU0UAJY/)
■サラ・スマイル
(https://www.amazon.co.jp/dp/B012LBMOPY/)
■ロックン・ソウル
(https://www.amazon.co.jp/dp/B012LBMPRG/)
全盛期の4枚については、う~~んどうでしょう。私は思い切って「いらない!(爆)」です。いい音楽ですが若い頃MTVで聞き過ぎたのと、やはり売れ線ぶりが軽薄で(^^;音楽的には良いものだとはつくづく思います。
■モダン・ヴォイス
(https://www.amazon.co.jp/dp/B00JWX89TK/)
■プライベート・アイズ
(https://www.amazon.co.jp/dp/B00D1B8RBO/)
■H2O
(https://www.amazon.co.jp/dp/B00D1B8V7O/)
■BIG BAM BOOM
(https://www.amazon.co.jp/dp/B004D6PZNE/)
井上陽水、結局どのアルバムを購入するか?
サブスク、Apple Musicお試し中なので、この大物のアルバム全部をザッピングしながら聞いていってます。大昔から結構ファンだったので、主要盤はすでに聞いてはいました。
で、井上陽水、結局どのアルバムを購入するか? ええとね、身も蓋もない結論ですが……
■Golden Best
https://www.amazon.co.jp/dp/B00002DDH8/
でいいと思います。いや、抜かりない選曲ですよ。一家に一枚(^^;。このベスト盤の好きな曲に丸をつけて、後からその曲が入ったレギュラーアルバムを買う形がいいと思います。
ちなみに私がレギュラーアルバムで買うのは、
■氷の世界
(https://www.amazon.co.jp/dp/B000HOJE4C/)
■スニーカーダンサー
(https://www.amazon.co.jp/dp/B07QLB6PW7/)
■Every Night
(https://www.amazon.co.jp/dp/B001QVGI3K/)
■ライオンとペリカン
(https://www.amazon.co.jp/dp/B07QQHM82W/)
■ハンサムボーイ
(https://www.amazon.co.jp/dp/B07QRN4617/)
■Under The Sun
(https://www.amazon.co.jp/dp/B00005G5JU/)
この6枚かな。最後の2枚はやや後回しかな。
クラシックを少々
自分はクラシック音楽も少し聞きます。ロック以上に偏食ですが。王道ドイツロマン派よりも、フランス印象派に惹かれます。この曲は冨田勲のシンセで聞いて好きになり、原曲を探って大好きになりました。
ドビュッシーは「海」などのオーケストラ曲も良いんですが、ピアノ曲に一番惹かれます。幻想ロマンの小品「夢」を。
時代を逆戻りして、モーツァルトも好きです。昔小石川図書館で、可能な限りレコードを借りまくって聞き込みました。オペラと交響曲も良いのですが、ピアノ協奏曲が絶品です。特に後期、20番以降はすべて名作。日本人ピアニストの内田光子さんが素晴らしいです。
フランス近代のオネゲルは第2次大戦後の1955年まで存命でした。この曲は戦時中に曲想を温め、戦後の1946年位書き上げたようです。クラシックというよりなんというか、サスペンス映画のサントラ風でありますが、こっちが元祖でハリウッドがこっちを真似たんではなかろうかと思いますね。
これはもうジャズとして聞いている感じです。ガーシュインはもともとジャズの作曲家ピアニストでしたし。その後の映画音楽やポップスにも多大な影響ですね。「ラプソディ・イン・ブルー」も有名で面白いです。
ロックバンド映画「スパイナル・タップ」
■ロックバンド映画「スパイナル・タップ」(1984)というのを見ました。
https://www.amazon.co.jp/dp/B07NJPPNM4/
https://filmarks.com/movies/46860/spoiler
落ち目のヘヴィメタバンド。全米ツアーを試みるも、手違いと失敗の連続で会場キャンセルや規模縮小が相次いでいく。ボーカリストの「彼女さん」が運営に口を出し、マネージャーがそれに怒って辞め、やがて子供の頃からの相方であるリードギターともケンカ別れしてしまう。ボロボロになりながらもバンドは最後の公演へと向かうが果たして……という内容です。
コメディでも痛快じゃなく、皮肉とくすぐりとパロディで見せるタイプですね。「初代ドラマーは園芸をやってて死んだ。二代目はゲロを詰まらせて死んだ」なーんてくだりは、ロックファンにも笑うに笑えないというか、一事が万事そんな感じ(^^;バンドの劇中歌も、曲はなかなかいいんだけど、歌詞がまあ下ネタでひどいし(苦笑)メタル全体のパロディになってる。でもそれでも、純粋にロッケンローに賭ける主人公たちは愛すべきものでした。