五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

Negiccoのどこがいいのか?初心者向け確認


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自分がネギネギ言い出して、4年が経とうとしている。嬉しいことにこの4年でNegiccoは、トップ10ヒットを複数叩き出し、都内でのホールライブや全国ツアーも出来るほどになった。応援していて、心から良かったと涙するほどだ。


で、何かの節目も何もないけれど思い立ったので、Negiccoのどこがいいのか?自分が考えるNegiccoの素晴らしい点を、この機会に確認の意味でも、書きだしておこうと思う。全く関心がない人にも、一応は解るように。


■1、王道ポップスの音楽性


ピチカートVやオリジナルラヴ等、かつての「渋谷系」と呼ばれる、ちょっとおしゃれで黒人音楽に影響を受けた一派の音楽性を、現代に蘇らせた功績。のみならず、山下達郎ユーミンから脈々と流れる、洋楽に影響を受けた「ニューミュージック」の、正統的後継者である音楽性。まあこれは、ProducerのConnie氏の音楽性が、自分の趣味と合致しているってことなんですけどね。まず曲が良いと。好みだと。


■2、朴訥なキャラクター


新潟出身の地域性とかは言いたくないけど、明らかに他の、東京で活躍しているアイドルの子達よりは、ぼーっとしてるというか控えめというか、ガチャガチャと俺が俺がというところがない。それでいて頑張り屋。発言もちゃんと、他人に気を使ったオトナな発言ができている。実に尊敬できる円満な人格なんです。


■3、地味ながら基礎がしっかりした歌とダンス


この点は最初から、私の眼と耳を魅了しました。ぴたっと合った振りは練習の賜物。歌もハモリも水準以上。最近ではますます磨きがかかっていますね。センターNAO☆ちゃんの「スモーキーボイス」声質は高く評価する所だし、めぐちゃんの通りの良いキャンディボイスと元気MC、かえぽのアルト土台の下ハモ。3姫の歌声のバランスが素晴らしい。その上にあの、NAO☆ちゃんグダグダのダジャレと親父ギャグで、ライブは爆笑!「ネギネギロック」「アイドルばかり聴かないで」という、コミックソングも持っている。無敵じゃないスカ?


■4、地方出身で苦労した物語


聴くも涙語るも涙の、新潟ロコドル顛末記。7年も8年も地元の小さなイベントステージで、ネギだっせえーと馬鹿にされれながらも歌い続けた執念。勝ち抜きアイドル歌合戦で優勝しながら、腹黒大人の勝手でデビュー話を反故にされ、それでも我慢した過去。東京じゃなくちゃダメ、メジャーな事務所でなくちゃダメ、人を蹴落とし蹴落とされる競争に勝ち残らなくちゃダメ、という常識に、反旗を翻す地方在住のこだわり。地方で夢を諦めていた人々への、彼女たちは希望なんです。同時に、東京一極集中文化への、ある種の権威主義への反骨。「ばかやろー中央の金持ち企業が何様だってんだ!」という思いの象徴。まあこれは、勝手な自分の思い込みですけど。苦笑。


とまあ、私が素晴らしいと思っているのは、以上4つの点かな。現代アイドルは皆、下積みの苦労を経て出てきているグループばかりなので、全部尊敬しますけど、特にNegiccoは、その紆余曲折を含め「地方ロコドルのパイオニア」なので。その輝きは今後も、誰にも凌駕されることはないでしょう。