五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

思い出のブラジル音楽、イヴァン・リンス


■Ivan Lins「Daquilo Que Eu Sei」(イヴァン・リンス、アルバム「僕が知ってること」全曲.1981)


D


丸メガネが特徴的な、ブラジルのマイケル・マクドナルド(?)的なシンガーソングライター、イヴァン・リンスAOR的というかフュージョン的というか、非常に洗練された音楽を作る人で、サンバとかブラジルの土着要素が少ない。なので日本人にも聞きやすく、ワールドワイドなスケール感もなかなかすごい。いい音楽だと思うのだけどなあ。


このアルバムは、ブラジルどうのこうのを外しても、とっても名盤だと思うのだけれども、国内盤CDはついぞ出なかった。私的に非常に思い入れがあって、若い頃お江戸に出てきて、御茶ノ水のディスク・ユニオンという輸入レコード店で、初めて買って感激したレコードなのです。なにせ田舎ではブラジル音楽盤なんぞ、売ってる店も取り寄せるすべもなく、音楽雑誌でのみ知りうる羨望の世界だったのですから。思えばこの盤との巡り合いから、自分の漁盤人生、洋楽CDヲタ人生が始まったたのかもしれない。


ともかくつべに丸っとアップされてもいるので、興味ある方にはぜひ聴いていただきたい。ポルトガル語で何を言ってるのかわからんというのはあるけれども。それを補って余りある音楽性ですから。