五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

女子バレーワールドグランプリ・イタリア戦


■ホームゲーム初戦はフルセットの末にイタリアに敗戦 FIVBワールドグランプリ2015

https://www.jva.or.jp/index.php/topics/20150710-3


女子バリボワールドグランプリイタリア戦。フルセットで負けはしたけどもとっても良かった。若手の活躍が実に爽快。20歳の司令塔宮下、19歳のルーキー古賀、そして大注目の高校生代表の宮部あいり。この若い3人が並んでゲームメイクをしていく。前途有望・将来安泰。これは実に期待が持てると思いましたよ。(^^)


古賀選手。自分も長いことバレーを見ているが、これほど穴なく隙なく完成されている新人は、かつていない。恐ろしい選手です!メグカナの時だって、大林さんが出てきた時だって、こんなに度胸よく出てきて、スパイクコースを打ち分けたり、ブロックアウトを狙って取ったりは出来なかった。彼女は見ていると、完全に空中で判断しているのがわかる。しかも守備だってなかなかよくて、自分で拾って呼んで自分で決めている!石井選手や迫田選手を控えにしてしまう実力はすごいの一言。ただちょっと、出来過ぎまとまり過ぎの心配はあるが。


そして宮部選手。春高バレーで大暴れしているのをテレビで見ていたが、代表でこれほど通用するとは思っていなかった。父親がナイジェリア人だそうで、アフリカ人の血と優れた運動能力がどうのこうのとは言いたくないが、でもその高さとしなやかなバネは見事。まだひと試合だし、素直に打ちすぎてブロックにドシャットされるケースもあるが、無限の伸びシロですよ。


そしてこの二人を、いよいよ化けてきた若き司令塔・宮下があやつる。特に古賀選手には、高いオープントスだけではなく、やや速攻気味の平行トスも打たせている?と思うが、宮下の身長があるため、綺麗にネットの上を真っ直ぐトスが伸びる。長い間日本が待ち続けていた長身セッターならではの光景で、これを見ているだけで涙が出る。同じ所属チームの山口選手とは、素晴らしいコンビプレイを見せるが、これが他の選手たちとも行えるようになったら、真鍋監督が目指す世界最速バレーも、夢ではなくなると思いました。


ともかく、本番は五輪予選のある来年でいい。今年は、経験値を上げ、チームの攻撃・守備のパターンを増やすこと。これに専心してほしい。今全敗でも、来年五輪でピークなら、それでいいのですからね。(^^)