五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

避難民の皆へ(内容暗くスルー奨励)


・・・この回の日記は暗い内容です。スルーならそれでいいです。








・・・原発避難民の一時帰宅中、自殺者が出た。

実はうちの実家の店の、数軒隣り、

いつも仕入れをしている八百屋さんのご主人でした。

おそらく、昨年中3回ぐらいは帰宅してはいると思いますが、

自宅の持ち出しで精一杯で、店舗の中に入るのは、

震災以来初めてだったのではないでしょうか。(憶測ですが)

荒れ果てた店舗を目の当たりにして、帰れない、

自分がずーっと働いて積み上げて来たもの

何もかも失ったと言う現実が、どーんと押し寄せて来たんでしょう。




「馬鹿なことを。命あったら、再出発も可能なのに」

確かに、若い人はそうです。

でも60代、70代にとって、「あと25年帰れない」っていうのは、

死刑宣告です。再出発もへったくれもないでしょう。

若い頃から働いて、何とか店を持ってやってきて、

軌道に乗って来たなと思ったら、寄る年波で足腰も満足でなくなってきた。

仕方が無い。もう5年ぐらい働いたら

隠居させてもらうか、と、思っていた矢先、

店も、財産も、得意先も、先祖代々足を降ろす地域社会すらも、

崩れて、無くなった。

この状況であなたは「再出発できるだろう」と、言えるのでしょうか?



でもやっぱり、単純ですが「死んだらアカン」。

犬死にです。今ここで命を絶つのは。




避難民の皆さん。

ずるく、しぶとく、腹黒くなれ。

賠償金の算段でカネの亡者になり果ててもいい。

恨みつらみで人から遠ざけられてもいい。

パチンコばっかりやってるアホ避難民と呼ばれても

放射能が移るやーい被爆者と言われても

それがどうした馬鹿野郎と言いましょう。




生きろ。

生きろ。

薄汚れた這いずり跡を、日本に記してやれ。

生きろ。

生きろ。