五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

ドリーム・オン・アイス放送!


・・・はいっ。フィギュアスケートです。ドリーム・オン・アイス放送終わりました。ほぼ全員、新プログラムによるエキシビション。いよいよ次のシーズンに向け皆動き出した、その第一弾発表会という感じですね。(^^)


待ちに待っていた村主選手の新プロも出ました!!「シェエラザードリムスキー・コルサコフじゃなく、打楽器主体の民族音楽アラビアンナイト。いわゆる「ベリーダンス」の世界です。青のブラトップ(きゃーーっ#^^#)、口元にはヴェールのようなマスクで登場。安藤ミキティモロゾフがやる中近東路線をパロったか? 最初固かったが後半持ち直し、徐々に村主ワールド突入!首・手・背中の動き、役者が違います。見せ場は最後のステップ!なんというか元気で激しい、早い! 全体にエレガンスさ繊細さと言うよりは、チカラ強さを意識したように思いました。これがローリープロだとしたら本当に異色です。果たしてこれが、滑り込んでいく内にどう変化するのか。肝心の競技用プログラムはどんなモノになるのか。後は本人、あの絶好調時の、びゅんびゅん飛ばすスピードと伸び、それと肝心な「ジャンプの安定」が、どこまで冬まで戻せるか、ですね。本当に楽しみです。


他の選手にも触れましょうか。若手では男子の羽生君、和製ジョニー・ウイアーになっていきそう。薔薇背負う、笑。村上かな子ちゃん。非常~~に大人ぶった「パリの裏町」路線が可愛い。でも10年早いよなあ(^^)高橋成美&マーヴィン組、今の時期完璧に合わせろってのは無理なんだけど、でももうちょっと。ダンスのリード姉弟、いやーしっとり濃厚なスローナンバーで雰囲気変わりました。弟クリスがすごい上手になった気がします。


あっこちゃんは「またも」タンゴです。スタンダードナンバーの「ジェラシー」。でもこれはこれでオーライ。最高です。ポーズがピタピタ決まる。安藤ミキティは、ラテンジャズの「ハービー・マン」という人のナンバーから「Comin' Home Baby」。実はこれが、個人的に一番よかった。帽子(ハット)を小道具に、アメリカ的ブロードウエイ的なダンス。お色気路線捨ててボーイッシュに迫る。踊り心・表現力の無かった彼女が、ここ2~3年でここまで来た。敬意を表したいです。


真央ちゃんはこの間ちょっと書いたけど、ショパンのバラード1番、しっとりです。この人は、外向きなエンタテイメントよりは内向き、自己貫徹型なんだけど、今回もそれは変わらない。村主んとはまったくタイプが違うのか。でも彼女が本気で、エンタテイメントをやり出す姿も見たいモノです。高橋大ちゃんが、ランビエール振り付けで、もろ「ランビ弟子」になってしまった(苦笑)せめて黒無地の衣装はやめようよ。あ、ジャンプは良かったです。


そのランビエールが相変わらずというか、やっぱりすごい。曲はレイ・チャールズ(!)の「Let's the good times roll」R&Bですメリケンブラックです。クラシックナンバーも、こういう世界も、両方いけるんですね一流選手は。弾けるような小粋な中に、彼の持ち味のスピンが絡めてあって、もー本当に素晴らしい。ほんでもって、帝王プルシェンコも来てます。彼についてはもう何も言うことはないです。昨晩は別なテレビ局で、韓国ソウルでのショーの中継があり、それも観ていました。そこでは帝王様は、囚人服を着て刑務所から脱獄する設定(笑)技術もエンタメ精神も「神の領域」ですわ。(^^)


イヤー本当に久々です。今シーズンも選手皆けがなど無いように。