五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

フィギュアスケート世界選手権・女子フリー

フィギュアスケート世界選手権・女子最終順位

1  浅田真央

2  カロリーナ・コストナー (イタリア)

3  キム・ヨナ(韓国)

4  中野友加里

5  ジョアニー・ロシェット(カナダ)

6  サラ・マイヤー(スイス)

7  キミー・マイズナーアメリカ)

8  ローラ・レピストフィンランド

9  キーラ・コルピフィンランド

10  ベアトリス・リャン(アメリカ)

棄権 安藤美姫


・・・いやはやいやはや。ドラマでしたねー。村主選手が出ない味気ない大会と思いきや、やはり世界選手権でした。


SPの時にも書きましたが、ヨーロッパ勢有利が目に見える大会でした。しかし最後の最後、真央ちゃんとキムヨナちゃんの対決という、大方の予想通りの展開になった。ただそれでも、何か一時期の「技術点偏重」から元通りの「芸術表現重視」へ、一種の揺り返しがきているのではないかと、思わせるようなジャッジメントだと思いました。


■転倒の危機を救った「芸術性」浅田真央

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080321-00000905-san-spo


・・・同感だと思います。技が同じ程度の選手が何人かいて、その中で優劣をつけるなら、あと決め手となるのは芸術表現性。バレエの要素、所作の美しさ、音楽表現のうまさですね。真央ちゃんの勝因はそこにあった。

でもね、極論を言えば、私はローリー・ニコルの振り付けが、真央ちゃんに勝ちをもたらしたのではないか、と思っています。それを体現できた真央ちゃんはやはり素晴らしいのですけどね。ただほかの振り付け師さんでやったらどうだったかなと。疑問です。


安藤美姫、涙の途中棄権

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080321-00000002-maiall-spo


・・・ミキティ自身がぎりぎりまで「出たい!棄権は嫌だ!」と言っていたわけだね。でも滑り出したらやはりできなかったと。まあ無理してもっと大けがしたらそれこそ大変だし、仕方ないですね。本人がテレビのインタビューでちゃんと説明していましたし、勇気ある撤退、偉いと思います。

しかしこの人は良いときと悪いときの波が激しい。そういう運なのかなあ。なんか暗い影がありますね。


■キムヨナがみせた美しき闘魂

http://www.chosunonline.com/article/20080321000050


フリーは、序盤のジャンプの高さで「おおっ!」と目を見張りました。表現性で勝負するこの人が、いつになく大技を繰り出してくる印象。でもいつもの、きちんとした、何とも言えない清潔さも保たれていました。けがの中それでも、力と技のバランスを苦心して手に入れつつあるようです。良かったです。


■達成感いっぱいの4位・中野ゆかり

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080321-00000914-san-spo


・・・はっきりいってジャッジがおかしい。私的には、そして見ていたお客さん皆、彼女が最後金メダルだと思ったことだろう。それぐらい素晴らしい演技だった!!スタオベも出た感動的だった。なのになぜ、この順位か??

 納得はできない部分は大いにあるが、やはりこの人が最初から持っている姿勢欠点……ジャンプのとき、片足が曲がってしまう……点が、バレエの本場ヨーロッパの審判には辛く映るのだろうと思う。これを克服しないとメダルには届かないのかもしれない。厳しいようだけどね。

 でも今大会での「あつい演技」はこの人がナンバーワン。私から金メダルです。