五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

河合隼雄先生ご逝去

ユング心理学河合隼雄先生の訃報が入ってきました……(TT)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070719-00000920-san-soci

・・・昨年夏倒れられてから覚悟はしていましたが、今この時が来てみると、脱力し寄る辺ない空虚感を感じで居ます。この先生の著作は学生時代から事あるごとに読んで、そのたび「救われて」きました。生きることに苦しいとき、河合先生の一文一文で、本当にどれだけ心が軽くなったことか。そして、自分の「こころ」と向かい合う、その覚悟と方法論を導いてくれた。私にとっては、ジョンレノンや手塚治虫先生と並んだ「人生の師」でした。

河合先生の思想を、自分の筆で簡潔に、皆さんに説明できるほど、読み込み、理解は出来ていません。それはそれはもどかしい思いです。西欧で作られ、そのままでは日本人に適用できない「ユング精神分析」と、仏教や神道や民話などの日本古来の思想「こころの扱い方」を、なんとかつなげて、現代人の心の病と生き方に、解決を試みようと為された。この方法論は道半ば。これからこそ深めていかなければならないものでした。

まだ混乱していますが、とにかく今は、先生安らかにと、祈らざるを得ません………。