五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

スポーツで勝つと言うこと

いやイタリア強かったです~~~。(TT)チェントーニ選手が素晴らしいと書いたら、もう一人のエース「モデル業もやる、女子ヴァリボ界のシャラポワピッチニーニ選手が活躍しました。いずれにせよタレントが多いイタリア、技術もメンタルも素晴らしいです。このイタリアでさえ、ブラジル・中国には負けるのだから、いかにイバラの道か(TT)

今日は高橋選手が、はっきり言って気負いすぎた。お姉さん格として守備でも攻撃でも中心なのは間違いないですが、空回りしちゃってました。この人の技術は、とくにブロックアウトを狙って取るウデは、間違いなく世界一だと確信しますが、どうも調子の波が激しいですね。落ち着きすぎてもダメだし入れ込みすぎてもダメだし、難しい性格だ。

それと、やはり栗原メグがいてくれたら……。タラレバになりますが、大山が捕まったときとか、高い打点からシャープに打ち抜ける選手がもう一人いないと。11月の世界選手権には間に合ってくれ~~~(願)

・・・ヴァリボ関連で思い出しましたが、今大会が始まったその日に同じフジテレビで「高校バレー」の密着ドキュメントをやっていました。超有名校の「○王子実○高校」の、これまたすごいスパルタで有名な某ベテラン監督の指導ぶりが映ってました。これが、はっきりいって人権人格否定・生徒をこれでもかと罵倒しまくる。「おめぇなんざ心が腐ってるんだよ!」とまで言う。

果たして、思春期の16~17才の女の子に向かって、ここまで追い込んでいいものか。こんな毎日の末、仮に優勝をつかみ取っても、達成感や将来の心の糧となるようなものが、生徒の心の中に残るのか。私は疑問に思う。戦前の練兵教育じゃ有るまいし、日本の体育指導に未だにこんな非道が残っているのかと憤りさえ覚える。でも女子ヴァリボには、こういう前時代的な根性論はそこかしこに見え隠れするんだよねなんとなく。メンタルは、そりゃあ大切だけど、スパルタでやらされるだけ、自主性創造性まるでなしでは、通用もしないし進歩もないのではないか。

スポーツでの勝ち負けは確かに大切。やってる以上は絶対勝ちたい。でもね、サーカスの玉乗り熊みたいに、檻の中で自由も奪われ、調教されるだけの毎日で、それで勝って意味があるのか。いや、仮に「自ら選んだ厳しさだから」と納得して飛び込んだとしても、それが絶対の価値を持つモノなのか。そう考えると、結婚して辞めた某選手のことを、私は無責任だと怒ったけれども、今になって考えてみると、責められないなと思う。

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ヴァリボ以外で、ニュースなどを見て気になったことを。

文化庁が、世代を超えて歌い継ぎたい「日本の歌100選」を選定するという。一般から応募を受け付けるらしい。その歌にまつわるエピソードなども書いていただくと有りがたいそうだ。ポップスや演歌なども対象に入るようだが、これはあまりやってほしくないな~。言論統制に繋がる萌芽だと言ったらいい過ぎかも知れないが、大衆文化にまでオカミが手を入れて欲しくない。ポップとは下世話で軽薄で、そして反権威なものだよ。

海に浮かんだ客船ホテル「スカンジナビア」号が曳航中に沈没、売却され改修工事を受ける矢先だった。1970年からは沼津港で係留されホテルとして使われていた。1927年建造というから79才か。なんかこの事故は、船が「もう役目を終えて楽にならせてくれ」と言って、自ら海の藻屑と消えた、そんな気がしてならない。ちょっとロマンが過ぎますかね?