五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

アマチュアでは通用しないよ!

オレはモモヒキ履いてるー、しかも赤外線入り。長袖ジジシャツも着てる~、しかもその上からホッカイロ3つも張ってる~。爺で結構、寒さは風邪の大敵です。

ホリエモンの騒ぎの影で、アップルコンピュータの親玉スティ-ブ・ジョブスが、ディズニーの大株主になった。交換で、ジョブスが経営するもう一個アニメ製作会社ピクサー社」を売りに出したのだ。アニメのネット配信にそなえての布石だろう。

しかしジョブスはホリエモンとは違う。パソコン黎明期から、それこそ部品いっこいっこ自分でねじ止めして、汗をかいて「Mac」をつくってきた生産者だ。アニメにしても自分で製作会社を作って、トイストーリー、ファインディングニモ、等を生産してきた。(生産のために金を出した)

やっぱ人間、生産しないとダメだ。あるものを右から左へ転がしただけで銭を儲けようなんざ、お天道様に顔向け出来ねえ。

というわけで、自分の場合は作曲とか漫画とかを生産しようとするわけなんだけど。

そういう創作をやっていて、コンテストとかに参加したりすると、必ず言われる苦いセリフがある。

「これじゃあ、プロでは通用しないね」

むかつく言葉である。業界のお偉いサンか誰か知らないが、自分も何回か言われたことがある。

しかし、ネットで自己作品の発表が出来て、不特定多数のヒトに表現を発信出来るようになった昨今、ましてや、ネットから流行小説が生まれる今、もはやこのセリフは陳腐になったと思う。プロで通用しなくて結構。オレはアマでも、表現したいことを表現できて、パートナーも居て、分かってくれる視聴者も居るぞ!と、胸張っていってもいいのではないか。

マチュアクリエイターのいいところは、まずお金と納期に関係ないから、自分が納得行くまで手間ヒマを書けて、表現を練り上げられることだ。流行や売れ線も関係ない、自分の心のままに、やりたい放題やれるのだ。その結果時として、プリミティブだけどすんごいパワーを持った創作が現れたりする。少なくても、そういうことがやれる土壌は、プロよりも恵まれているはずだ。

だからこそ、心から、心の底からわき出すような表現を、我々アマチュアネットクリエイターは、やろうではないか。不格好でもダサくても、本当に言いたいこと、やりたいことを、やりたい放題やるんだ! それはきっと、小器用にまとまって口当たりの良い「プロの表現」を破壊する。

逆に業界人に言ってやるのだ「これじゃアマチュアでは通用しないよ!」って。

と、ここまで書いてきたが、これはあくまで私の夢です。自分の表現は、楽曲は、悲しいかなそこまで達してない。ですから、自分への決意表明として、このセリフ…どこで聴いたかは忘れたが……を引用して、終わりにします。

「オレには才能はない、でも、誰よりもロックを愛している、だから、やるんだ!」