五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

ナリワイが振り出しに…

予感的中。ナリワイが最悪。すべて振り出しに戻ってしまった(泣)

某企業の社員研修用資料の一部として使うフラッシュムービーの製作。約20分ぐらいのが2本だが、プロトタイププレゼンでダメ出し続出。外部の、いわゆるテレビ業界のちゃんとした脚本家さんにシナリオを、また、中央のデザイナーさんにデザインを、お願いすることになった。

3ヶ月ほど同僚上司と3人で、残業&休日出勤もかなりして、取り組んできたことが、すべてパーになったわけだ・・・・。

内情や原因などは書けないし、書いても仕方がない。こちらの実力が足りなかったのも確かにある。でも、そのせいだけじゃない。

つまりは「ネームバリューによる信頼性と過去の実績」を客が欲した。それが最大の理由だと思う。福島の片田舎で、ちまちま折り込み広告なんぞを作っているようなトコは、畑違いだし、安心して任せられないのだ。客の立場に立って考えた場合、それも当然だと思う。

「だったら最初から契約するなよ!」と思うが、それは施工側の勝手な意見。営業は営業で苦労して取った仕事なわけだし、彼もここまでになるとは思わなかっただろう。我々に文句も山ほど言いたいだろう。それを押し殺して、矢面に立つ彼の心中は推してあまりある。すまん。

しかし、問題は、だ……。

まだ全部上がったわけではないが、その脚本家さん&デザイナーさんが、我々のモノを否定してやり直した仕事が、前とあんまり変わり映えしないこと。そして、それに対して客がオッケーを出していること。さらにそのことに対して、ウチラのカイシャの上層部が、赤字出しながらも何も言えないこと、だ。

若い頃、以前居たカイシャでも似たようなことがあって、キレた経験がある。だから今回自分は「ああやっぱり、コレも世の中」と、半ばあきらめられた。が、若い同僚の落胆ぶりは本当に可哀想だ。「くやしくて夕べは眠れなかった」という彼に、かける言葉もない。本来は親父世代の私が、お客だろうともっと頑張って言うべき事は言って、スジは通すべきなのだ。そのチカラもない自分が悔しい。重ねてすまん。

・・・・おもいっきり仕事のグチ、クダを巻いてしまった。読まれた皆様にもお詫び申し上げるが、日記とはこういうモンでもあるということで。