ナリワイがフイになるとき
9月まで間があいてしまった。
相変わらずナリワイが忙しい。この不景気に有り難いことだが、その忙しさがなんというか「無駄に忙しい」感じがするのだ。お客のダメ出しが遅くて、しかも2転3転して、作業が後戻ったり、フイになったりという、悪いパターンで忙しいのだ。
ま、宣伝広告業にはつきものの話ではある。私なんぞは客先営業はやらないので、ゼニの話は知らないよで通せるのだが、それでも、赤字こいちゃうのではないかと心配してしまう。同僚でも若手の連中には、こういう、自分のやったことが無駄になる経験は、心底脱力するだろうし、腹立たしく思うだろう。
それでも、客が「これこれこういうものを作る」と決めてから仕事が発生する広告屋は、まだいいのかもしれない。ゼロからの商品開発や新製品の企画とか、そういうのに携わっている人の場合はどうだろう。例えば、苦労して立てた企画が、根っからダメになった時は、どんな感じなのだろう。浴びるほど酒を飲んで忘れて、また何事もなかったように、また次に挑む。こんなことがオレに出来るのだろうか。
いい加減早く終わらせたい。ちょいと嫌なJOBである。