五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

ネット失楽園


・・・「ネット別人格を構築するなんて詐欺だろ」と、昔はそう思っていた。百歩譲ってハンドルネームは良いとしても、ネットで親しくなった友に、何年たっても身分を明かさないのは裏切りだろうと思っていた。


でも今は「ネットとリアルを分けたい気持、解るようになってきたな」と思う。


いや匿名をいいことに罵詈雑言、書きたい放題でもいいとは言ってない。相手が居る以上、節度と思いやりは必要だ。


でも現実社会は辛い。それを忘れるための、ネットは「逃避のパラダイス」であってもいいと思う。いや、逃避してきた人は、全力で守られるべきだ。哀れな現代人の安らぎの場であるべきだ。


自分の場合、震災・原発事故の経験も大きかったかもしれない。いろいろ積み上げてきても、一瞬で水の泡って可能性もあるわけだし。確かなものなど何もない。ならばせめて、ネット人格で楽しくやるのもまた大いにアリかなと。


ただいつかは、ネット人生にも終わりは来る。それは自分の「失業でど貧のどん底」が理由かもしれない。「病気」「死」も、もちろんありうる。以前にも書いたが、その時はちょっと困るな。


ネット上に、今まで書き散らした日記とかが問題で「身元が見えるもの」が残るのが、ちょいと恥ずかしいのだ。無くなるときはきれいさっぱり無くなりたい。人々の記憶からもあとかたもなく消えたい。


あ、作曲したものは別です。創作作品に人格は直接は反映されないから。少しでも楽しいと思われるなら聴いてほしい。


人がネットから消える時。それは寂しいけど、我が身に起こること。ならば容認しなければならない。綺麗に忘れてあげることも、その人のため自分のためかもしれない。