五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

ほんとうの演歌


岡大介「ホロホロ節」


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・・・「演歌」というもののそもそものルーツは、明治・大正期に、辻辻で歌われた社会批判・政治批判を伴った「演説歌」を指す。下町の人々のユーモアやペーソスを、おどけて、シニカルも入れて歌うのが本当の演歌。この人はフォークから出発して、現在は寄席で、日本の本当の意味での「演歌」を復活させようと頑張って居るらしい。


岡大介「浅草唄」


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・・・これなんかすごいグルーブする(笑)フルバンドだし音楽的にも素晴らしい。なんかニューオーリンズのディキシーバンドみたい。ロックも聴いて来た人達がやっている感じだね。本人もまだ30代前半だという。


震災後混迷する日本は今最低の状態だ。こういうルーツ見直しの中から、何か新しい批評精神とか哲学までも産まれそうな気がする。ポップス・ロックの側の人も、都々逸とか勉強してファンクビートに乗せるとか、もっと伝統音楽の掘り起こしをやったらいいんじゃないかと思う。