五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

Perfumeって天使なの?


相変わらずパフュ漬けです。ますますひどくなって、ちょっとでも時間が空くともうようつべでパフュを見る。ファンが作ったツギハギ編集MADムービーすら、可愛さにニヤニヤしながら見てしまう。日常生活に破綻を来しています。(^^;


彼女達が持つ吸引力は、楽曲・ダンス・キャラの魅力、トークの面白さと、枚挙にいとまが無い。これほど3拍子4拍子揃ったアイドル・タレントってそうそう居ないと思います。古風で清楚を(少なくても見かけだけは)キープしてる所なんぞ実にオヤジ好み。そのくせ明るくぶっちゃけキャラで気持ちがいい。この辺のさじ加減が絶妙なんですな。


3人の仲の良さも、とても好ましく羨ましい。親友が出来ないまま人生を終わる人だっているのに、これほど心を通わせられる仲間を得られた幸福。見ているだけで幸せになります。


その一番のぶっちゃけ娘、あーちゃんが、すごい感激屋で、ライブでファンに良いリアクションを貰った時とか、すぐうるっと泣いちゃう。常に「皆さんのおかげで」って、謙虚な姿勢を口にする。オヤジファンは「なんて純情な、まるで天使じゃ(;;)」とまで、理想化してしまうんですな。


でも、このオヤジファンの思考はちょっとキモイし、危険なんじゃないかと。


天使なんて居ないし、もしかしたら彼女、あーちゃんだって、例えば不倫して身を持ち崩したりとか、するかもしれない。上昇志向が災いして、売れて来た後輩に意地悪したりするかもしれない。分からんのです人間なんて、白黒両面、ダークグレーも持っていますから。あーちゃんの純情と謙虚だって、まあ心から出ている言葉だとは思うけど、他のぶっちゃけトークの時とかのサービス精神から受ける印象として、彼女がやや「演劇的な」人格が見て取れる。


perfumeもビッグになって来て、名前やイメージが先行・ひとり歩きする部分が出てきた。「アイドルは髪を染めちゃいけん」とか、変な足かせを自分で自分にはめていた所もあるし、先に行った「天使イメージ」をファンから無理くり植え付けられた部分もあるし。自然に自由にやってる風に見えて、実は辛いんじゃないかなあ。


Perfumeに、リアルな「恋愛問題」がすっぱ抜かれた時、そこにちょっと「肉欲」が香る時、「天使」と持ち上げたファンの幻滅と失望はいかばかりか。その反撃はいかばかりか。そのせいで、素晴らしいエンタテイナー達が終わってしまうとか、そういうことのないようにしたい。入れ込み過ぎは良くない。それこそ「愛する人を作るな」である。