五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

厳島神社へ「オクラ奉納」??


よくわからん・・・


厳島神社への「オクラ奉納」に13歳中学生が苦言、新聞の投書が話題に

http://www.narinari.com/Nd/20101014366.html


戦国BASARA」というゲームがある(そうだ。自分はゲームはまったくやらない。)その中で、キャラとして登場する武将「毛利元就」の愛称が、その兜の形からか「オクラ」と呼ばれているそうな。しかしこれはゲームの中での話。史実で本当にそう呼ばれていたかというと、それは全く疑問。これが前提1。


で、広島の厳島神社だが、戦国時代に毛利元就が、ここでの合戦で大勝利を収めて以来、この神社を信奉したと言う。で、元就の英霊が、この神宮にも宿っていると信じられている。これが前提2。


で、ゲームファンが史実とゲームを混同し、厳島神社にオクラを「奉納」したと。きっと何人か結構な人数がいたんだろうね。それに対して、この13歳の中学生が「史実とゲームの混同。マナー違反だしあきれる。」と、新聞に投書した。これが経緯らしい。


・・・オクラ奉納って、マナー違反なの??


・・・まあ賽銭箱に、ネバネバおくらを無理矢理押し込んだとなれば別問題、迷惑な話で、神社の宮司さんは、ちょっと困るかも知れないね。。


・・・でも、神仏に野菜や魚などの供物を捧げること自体は、悪いことじゃないどころか、日本の伝統としてあること。ゲームと混同しようが何しようが、毛利元就の英霊を供養しようとする心は、実に日本的な宗教感で、むしろ大事にしないと行けない事だと思う。史実との違いなんて、後からイヤでも解るでしょう。


ただし、ナマモノを供物として寺社に置いていくのは、現代では「気持ちはわかるが止めて欲しいこと」なのかもしれない。この中学生は、「止めて欲しい」部分を指摘して居るんだろうね。


しかし繰り返すが「気持ちはわかる」の「気持ちの部分=宗教心」も大事だ。ヒーロー崇拝と先祖供養とはまた違うかも知れないが、神仏を敬うことは、現世での、リアル家族友人を、ひいては自分を大切にすることに繋がっていく。


オクラ奉納で、キレル子供、自殺する子供が減ってくれるなら、宮司さんも多少、おかずが毎日ネバネバ物質でうんざりしても、ありがたく頂戴するだろう。