五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

金スマ高橋大輔


テレビ番組<金スマ>に、高橋大輔選手が出た。あいにく私は見逃して、あとでビデオ鑑賞だったんだけど、見てみたらすげーよかった。


・・・素晴らしいと思ったのは、高橋選手の子供の頃の話。お母さんの勤め先(理髪店)の娘さんの「ヒデ子ねーちゃん」という方が出てくるんですけど。この方が彼の、人生の大恩人。「大輔」という名前も、このヒデ子ねーちゃんが名付け親らしい。父ちゃん母ちゃんでなく何故、勤め先のお姉さんだったのか謎ですけど(笑)


で、子供の頃、末っ子で内向的な彼を、すごくかわいがってくれた。スケートとの出会いも、たまたまヒデ子ねーちゃんと見学に行ったアイスホッケーチームの脇で、練習していたフィギュア教室を見て「球技は無理だけど、これなら出来るかも……」と思って、始めたそうです。


実の姉以上に姉。何か「運命の人」っぽいですよね。いや恋人の赤い糸とか、そういうのじゃなくて、人生の局面局面において、必ず居合わせて助けてくれるひと。「ちょっと上のおねいさん」ってのがいいんですよ。高橋選手も後で言ってたけど「ヒデ子ねーちゃんに好かれたくて、フィギュア始めた部分もある」と。


倉敷という、余り大きくない地方で、隣近所のつきあいがまだ濃厚に残っている下町。そんな環境で育ったんですね。リンクへの送り迎えなども、忙しい父母に変わって、このヒデ子ねーちゃんや、近所のおじさん等がやってくれた。スケートにかかる費用のカンパも、勤務先の理髪店のお客さんなどが、すっごい協力してくれたそうです。


「必要な時、必要な人が、必ず現れてくれるんです僕の場合。運が強いなあと思うんですよ我ながら。だからほんとに、ここまで来れたのはそいう人達のおかげ。一人では絶対やってこれませんでした。」


この高橋選手の言葉を聞いたとき、ああ彼が日本チャンピオンで、世界チャンピオンでよかった。誇らしいなと思いましたよ。(^^)