五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

御巣鷹荒らしとは!(怒)


・・・朝からブチ切れたと言うか、悲しいニュースだ。でも考えなくてはならない。


御巣鷹荒らし頻発、短冊や千羽鶴切り刻む

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100608-00000077-yom-soci


日航ジャンボ機墜落事故の記憶が風化し始めたとはいえ、慰霊の千羽鶴をわざわざ現地に行って切り刻むとはなんたる了見じゃあっ!(激怒!)人の気持ちを土足で踏みつけ侮蔑する、いじめや強姦にも匹敵する人格最低の行為だと思うぞ!!


しかし、何故こう言う行為に及ぶのか。子供・若者が、つっぱらがって、権威や偽善の匂いがするものを破壊する行為は、よくあることだ。そこには、目立ちたい受けたい、ヒーローになりたいという「演技性衝動」があるのもわかる。ただ、成人式で暴れる連中を含め、ことはもっと、複雑な要因があるような気がしてならない。


「自分は他人より優れ、特別な存在だと思い込む、病的なうぬぼれ」自己愛性人格障害というのがある。親の過保護によってもなるし、また忙しく気まぐれな親によって、場当たり的に育てられると、こういううぬぼれた性格になるそうである。現代の若い人たちは、おそらく後者の理由によって、かなり「自己愛的な」性格の人が、多いのではないか。


そういう自己愛の人が、自分より優れたと言うか、例えばこういう宗教的な崇高な精神とか、他人が行った偉業とかに、かなりの「嫉妬心」を持つのではないか。ネットで「すごい奴」を「神」だとすぐ言うけれど、それは尊敬の裏に、妬みの気持ちが、隠されてはいないか。


「近頃のワカモノはなっとらん!」と、親父風を吹かせるつもりはない。この自己愛的傾向は、中年の我々親父世代も、ストレスと仮面的な人間関係のせいで、次第に毒されていくそうであるから。もしかしたら、この「御巣鷹荒らし」も、いい年こいたおっさんかもしれないし。


でも、こういうメモリアルなものを破壊する心理は、単に馬鹿だ刑罰だだけでは、済まされない気がする。学級崩壊とかも根は同じ原因だし、日本人皆が「心の問題」として、考えばければならない。また同じ結論だが。