五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

旧友からの便りあり


・・・静岡の旧友から、1年ぶりぐらいに電話があった。何でも、「学習塾の講師になった」そうである。中学1年~3年生を見てるそうな。


「まだ身分はバイトなんだ。夕方からと、あと土日も何時間かあるんだ。火曜か水曜かどっちか休みはあるけど、8月は3年生の受験対策で休めなかったな」と。


口ぶりでは、大変そうだけど、イヤそうではなかった。子供らに教えるのも、結構面白くやっているのだろう。この友は、昔から勉強はひとかたなならず出来る方だったので、その点は困らないのかもしれない。


にしても、難しい年頃の中学生の集団を前に、しゃべってものを教えるなんざ、私ならごめん被る。ましてや親父世代になって、何か新しいことをやることも面倒くさいと思うようになった昨今だ。「よくやる気になったよなあ」と言ったら、友は「自分でもすごい意外だった。子供がね、やっぱ可愛いんだっけやってみると(笑)」と。こいつもいろいろあって、「アラフォーの独り身」なのだった。


私の友人になるくらいだから、この友も「こもるタイプ」だ。お江戸の学生時代からすっごい本の虫で、仏教を中心にものすごい読書量だった。朝から晩まで本を読む奴って「本当に居たんだ」と感動したくらいだ。


ちなみに私が時々、日記で「社会風潮がどうの、日本人のこころがどうの」というのは、間違いなく彼の影響です。彼が私の導き手だった部分も大いにある。


そういう奴が今、四十半ばにかかって、「人の中へ」入っていく運が巡ってきた。しかも「下の世代を相手に、何かを伝えて」いくことに。世代的に考えれば、至極当然当たり前のことかもしれないが、でもなにかの導きのように、感じられてならない。