五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

BSカーペンターズ・リクエスト


BS国営で、カーペンターズのリクエスト番組をやってました。リチャード本人も来日して出演。また観てしまいますね。


カーペンターズについては、去年の春にも日記に書きました。

http://d.hatena.ne.jp/terryyokota/20070421

とかね。基本的な考えは変わりようがありません。


今回の番組は、ゲスト進行役に評論家の萩原健太氏と、それとあの「ソウル般若心経」の(笑)つのだひろ氏がつとめた。そこがよかった。自身も「歌うドラマー」であるつのだ氏が、カレンのドラミングを絶賛するのだ。


「すごいスピードのボサノバとかを、いとも軽々たたいている。しかも歌いながら。歌とドラムだと普通どちらかがブレるのに、両方全然ぶれない。これはすごい」と。実際にカーペンターズ最初期の白黒映像のライブフィルムが流れたが、そこでのカレンのドラミングが本当に素晴らしかった。


彼女のあの完璧な歌についても、音程や声質ばかり言われるが、本当はドラムで鍛えたリズム感と、強弱、声の出し入れというかニュアンスの部分ね。そちらがいかにものを言っているか、が、よくわかった気がする。


毎回カーペンターズの昔の映像は、結構痛々しい思いで見るのだけれど、今回はライブフィルムが多かったせいか、温かい思いで観られた。バックバンドのメンバーたちも、実はほぼ固定メンバーで、イキのあった家族的ともいえる乗りを聞かせてくれていた。その中で歌い、ドラムをたたくカレンの笑顔。当たり前だけど、やっぱり音楽が好きだったんだなあ、と実感しました。