五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

オフ会に出ました。

・・・ただいま。お江戸より帰宅しました。実は本日、本当に久しぶりにオフ会に出ました。所属する70年代ロック愛好会「70's倶楽部」の会です。


ここのコミュの中心メンバーの皆さんとは、ネット黎明期からのおつきあい。もう前世紀末(苦笑)ほとんど一緒にウエブページを立ち上げBBSを立ち上げ、いつのまにか10年もネットづきあいを続けていただいています。その間、手作りウェブサイトは、多機能のブログやミクシィのようなSNSに取って代わった。隔世の感があります。


いろいろありましたけど、皆さんなんとか21世紀まで生き延びましたね。お世話をおかけしました。これからもできますれば、よろしくおねがいいたします。m(__)m


さてそのついでに、竹橋の美術館での「東山魁夷展」を観てきました。日本画の大家さんで、長生きをされ数年前に大往生なされた方ですね。


代表作は、例えばこのサイトとかで観れます。

http://www2.plala.or.jp/Donna/kaii.htm


有名な「白い馬」シリーズや「ドイツ・オーストリアシリーズ」も観てきました。かねがね実物を見たかった作品で良かったんです。が、うーん。この作品群は西洋の、ファンタジックな世界に取材したもので、なんというか、借り物とまでは言わないけれど、何かが足りないような気もして、釈然としなかったというのが本音です。


しかし絵を年代を追ってみていくと、急に70年代後期位の作品から、画面がぐっと迫力を増したたように、私には感じられました。昭和の終わりから平成に入ってからの最晩年の作品などは、おお、やっぱりこうでなくちゃ!という、納得の大家の作品として俄然素晴らしい。この変化は何なのか?


調べてみるとどうやら、この人は一時期、仏教や日本の歴史とかを、それこそ必死になって勉強し、思索を深めた時期があったようです。その後からの作品は、ファンタジックさが消え、厳しい風情を持つようになった。何かなるほどと納得させられたような、そんな展覧会体験でした。