五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

小田和正「クリスマスの約束」

小田和正クリスマスの約束」見終わりました。

さだ、小田、財津、この3人は、ハードロッカーだった中高生の私にとっては「敵」でした。何せ女々しくてしみったれて女に媚びてなんじゃいと思っていた。それが今この年になって、なんて優しく気高く響いてくるようになったのか。自分も変わったが、小田和正という人の音楽も、変わってきたのではないかと思う。単に男と女がどうしたというラヴソングばかりでなく、もっと社会とか、人の生き方とかを広く、考える曲を作るようになった、と思う。

で、番組のゲストは、まず宮沢和史。「中央線」「風になりたい」を小田と熱唱。本格サンバの「風になりたい」は、確か私の共作者さんが好きだった曲だ。

つづいて小田がソロで、百恵ちゃんの名曲「秋桜」を歌い上げた後「さだまさし」登場、なんか北島三郎みたいになっている。笑。トークでひとしきり笑わせ、この日のために二人で作ったという共作曲を披露。作詞はさだがイニシアチブをとり、メロは小田がまとめたらしい。詞先の曲は作詞した方が歌った方が伝わるね。

くるり」「矢井田瞳」がゲストの後、佐野元春登場。「Someday」これが会場の人が皆一緒に口ずさむ。あー日本でもこういう形でスタンダードナンバーが出来てきたんだなとしみじみ思う。

で、最後は小田が、早稲田大学男声合唱団のためにかいたという「本格的な合唱曲」を、学生と共にアカペラ合唱。60を過ぎて新しい試みをする小田には拍手じゃ。

とにかく、ちゃんとしたライブで、共作コラボの新曲もがんがんやる。手も心もかかった、素晴らしい音楽番組になっていました。