五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

秋田県人変身プロジェクト

・・・秋田県庁が中心となって「秋田県人変身プロジェクト」なるものを、展開しているらしい。

■秋田の将来研究会「秋田県人変身プロジェクト」ご意見募集

http://www.pref.akita.lg.jp/icity/browser?ActionCode=content&ContentID=1194860359244&SiteID=0000000000000

平たく言えば「秋田県人の県民性について今一度見直してみよう!」というもの。「県民性」とは、なんとも精神的で曖昧なことに、おカミが首を出してきたものだ。

秋田以外の、東北全般に言えることだが、その県民性地域性については「粘り強く努力する」「もてなしが良く親身」等の長所がある。一方で、「保守的で新しいものをを好まない」「商売が下手で損ばかりしている」傾向があるという。加速する地域格差社会の中で「このままでは時代に取り残される」という危機感を、少なくとも県庁では持ったようだ。雪国で過酷な自然条件、人口の流出も多い。相変わらず冬場の出稼ぎってのもあるのだろう。グローバル経済の波から見放され、気がついたら市町村が破産なんてことにもなりかねない。

「決して秋田人がダメだから変えるといった、県民性を否定するものではありません。」「県民性を変えることありきではなく、県民性という切り口から秋田の強みや弱みを見つめ直し、ステップアップする契機と」したいという。

う~ん。これを県がやるべき事なのかどうかは疑問が残る。県民性などという曖昧な、まるで性格判断占いみたいな、あてどないフィルターで人々を測るのもどうかとは思う。

でも一度自分を外から客観視した視点でみつめなおす、その作業を、県民一人ひとりにやってみませんかという問題提起を、県民に問うた点は、画期的なんではないかと思う。むしろこの機会に、県が言うように「強み」も再発見し、押し広げアッピールできるようになってくれればと思う。同じ東北人として、福島も自省せねば。