2007-08-07 62年目の 社会風潮 「・・・塀の下の級友に、今助けを呼んでくるといって、それきり戻れなかった。救護所には、別の生物のようにまんまるく膨れた集団が、黙って座っていた。そのひとりが母だった。」 「・・・死体を平気でまたいで歩けるようになっていた。時々踏んづけて、灼けた皮膚がむけて滑った。私は、腐ってないおばさんを冷静に選び、下駄を盗んで履く人間になっていた。」 (こうの史代著の漫画「夕凪の街 桜の国」双葉社刊 より) 62年目のヒロシマ原爆の日でした・・・。