五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

カクワカコさんて何物?

・・・いや~、超大型の台風、その後は地震。ひどい連休でした。被害に遭われた方には御見舞い申しあげます。幸いウチは何でもなく、3日間ほとんどフテ寝を決め込んでいました。自分、なんと幸せかと感じております。

さて、国営教育テレビの番組で、ちょっと面白そうな「詩人アーティスト」さんを観ました。

■覚和歌子(かくわかこ)公式ファンサイト

http://www5a.biglobe.ne.jp/~misohito/fgtitle.html

・・・この方は、まあ詩人さんなんですが、主にポエトリー・リーディング(朗読)を積極的にやってらっしゃる方なんですね。その朗読の様子も少し写ったのですが、それが凄く上手い。カツゼツも役者さんとかアナウンサー並に良く、その朗読のリズム感とか間の取り方が、これが絶妙なんですね。このおば……もとい、お姉さん何物? と思って調べて、上記サイトにたどり着いたのですが。

おや、作詞もやってますね。「千と千尋の神隠し」主題歌「いつもどんなときも」……は、このひとが作詞だったのか。で、ご自分でもCDを出していて、この曲も歌って居るんですが、これまた異様に上手い! オリジナルの木村弓さんより上手いかも(爆)で、よくよく調べていくと、やはり「バンドのヴォーカリスト」経験者でした。ギターもピアノもやる。80年代後半にはライブハウスとかでかなり鳴らしたみたいです。経歴は詩人・文学者と言うより、ほとんどミュージシャンの人ですね。朗読の時の音感の良さも、なんかナルホドと納得させられてしまいました。

さらに、絵本の制作と、海外絵本の翻訳までやってる。「歌う詩人&絵本作家」なんて、うちの作詞作曲共作者のMさんが聞いたら、じたんだ踏みそうなマルチな活動ぶり(笑)いやおみそれしました。

で、番組では、この覚さんが、ベテランの詩人の谷川俊太郎氏と組んで、映画を撮っている様子をやっていました。この上映画にも手を出すのかと呆れてしまいます。まったく、天は二物を与えずってのは嘘八百で、時々こういう風に、二物も三物もものにしてしまう人がいますな。詩の分野はポップスというよりはやはりアートなので、正直私などは敷居は高いのですが、こういうマルチクリエイターが軽快に書いたモノなら、面白そうだなと思いました。