五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

女性デュオを3つほど

・・・面白い女性デュオを3つほど、たてつづけにテレビで見る機会があった。

■「やなわらばー

http://www.ya-na.net/index.html

・・・沖縄、石垣島出身。最初テレビで見たときは「さえない田舎のいもねーちゃん」だったが、歌い出すと一変した。張りのあるハイト-ンのコーラスが新鮮。二人とも交代でリードからコーラスへ、又リードへ、代わる代わるこなせる。何げないがこのふたり、そうとう場数を踏んでる様子だ。若さと、沖縄風の楽曲が売りだが、これからプラスアルファの音楽的広がりをどう見つけるか。課題も多い。頑張って欲しい。

■「ペペ」オフィシャルサイト

http://paix2.com/

こちらの2人組は「塀の中のアイドル」と呼ばれていて、今は回数は減ったらしいが、一時はほぼ刑務所慰問コンサート専門で通していたという、異色の経歴になってしまったアイドルデュオである。ライブの模様も少しテレビで見たが、自分の家族の話をして受刑者を泣かせたり、明るく盛り上げたりと、コンサートの運び方がウマイ。曲を自作したりはしないようだが、それでもなかなかの実力だと思った。彼女たちの慰問に感激した受刑者が出所し、「めでたく再就職しました!これもひとえにぺぺのお二人のおかげ。どうか今後の活動資金に使って下さい」と、なけなしの初任給から寄付をしてくれるという、それが1件2件ではなく結構な数に上るという。このことからも、彼女たちが真剣に全知全霊で慰問コンサートを行った結果であろう。音楽のあり方のこれも、新しい一つだ。

■主婦ユニット「コクーン

http://www.yy-cocoon.com/

ふつーのオバチャン二人が、なんとPTAの集まりで出会って結成して、地域で小さく活動していたが、その曲に感動し涙する中高年が続出。今やあちこちで呼び声がかかるほどになってしまったという、話題の主婦ユニットらしい。その「泣ける」コンサートの模様を国営放送でやっていたが、高校生の母としての素直な子供や家族への愛が、真っ直ぐシンプルに歌われる。ヴォーカルなどは正直素人クサイし、あまりに直球なので私などやや引いてしまう思いがしたのも事実。しかし、本当に40代50代60代の方々がつめかけ、ハンカチ片手に泣きながら聞き入っている。その様子はなかなかに素晴らしい。プロだからアマチュアだから、ではない。音楽は心で創り、全霊で歌うもの。それが出来ていれば、これだけ伝わるモノになる。有る意味音楽の理想が、ここにあるのかもしれない。

私も、中高年アマチュアとして、これからどう作ってどう活動していくか、考えさせられる思いがした。