五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

総合病院と接骨院

・・・診察日で久々病院に行った。県立の総合病院。恥ずかしながら産婦人科医が医療ミスで逮捕され、全国ニュースにもなった病院だ。まあ実に人が少なくなった。事件のせいばかりではなく、暖冬のせいでお年寄りも体調がよいのだろうか。以前なら朝の7時台から待ってる人もいたのに、いまはその姿もない。患者さんばかりではない。お医者さんも看護婦さんの数も少なくなった。ナースさん達はそりゃもう忙しそうだ。そのわりに事務職員の数は減らないのはどういうことだ?(苦笑)

・・・接骨院にも行った。頸を悪くして通った時に味をしめて、今ではちょっとした肩こりでも行って、3~4日低周波治療をしてもらう。ここはもー、町の気安い先生である。診察室をネコがかっ歩し、昼間は年寄り、夕方は運動部の中高生が三々五々やってきて、世間話や、学生ならクラブ活動の相談とかもしていく。一種の保健室だ。前に書いたかも知れないが、先生はずんぐり若ハゲの(笑)実にいいキャラで、自分も柔道をやってらしたせいか、子供にはとくに親身になって下さる。しかし治療に来る子供が案外多い。部活動でも競争とかあるから無理しちゃうのかな。

地域の福祉とはどういうことか。県営市営の医療機関より私立の医療機関の方が、大病院より町医者の方が親身になってくれる。このことは昔からのことで仕方がないにしても、それでも考えてしまう。地方の官立の中規模病院はますますシステマチックに、患者を流れ作業的に処理していく。それでも赤字経営で提供するサービスの質はますます悪化する。町医者は、昔から変わらないにしろ、やっぱり高度なことは出来ないし、いろいろ規制もある。経営も楽ではない。

格差社会は職種による所得のちがいだけじゃない。こういった過疎地の福祉サービスの差も大きいのだ。行政は「命」にも格差を付けようとしている。