五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

サムライブルーのベートーベン?

サッカー、ドイツに引き分けたようですな。よくやったと言わねばなりますまい。

試合開始が日本時間の朝4時頃。W杯本番もそのぐらいの時間になるのだろうか。TV中継を観るか観ないかどうしようかなあ。五輪フィギュアスケートの時は、もちろん万難を排して観たけど、サッカーは正直、そこまでテンションが上がってきません。どうしたんだ>自分。

で、こんなニュースが。

「ボンのベートーベン像に、日本代表のユニフォームを着せよう計画が進行中」

http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20060531&a=20060531-00000109-nks-spo

・・・はっきり言おう。ハレンチ窮まる! やめろ!(怒)

上の記事にも書いてあるが、この像は、ドイツ国民はおろか、世界中の音楽ファンの誇りの象徴だ。いや、苦悩と哲学の音楽家ベートーベンを知る者にとってはそれ以上。神、仏像に近いと言ってもいい。そしてその像を観るのを楽しみに、世界中から人がやってくる。その巡礼は、一時期の饗宴にすぎいないW杯とは、何の関係もない。

W杯期間中合宿に来ているからと言って、その街の文化の核心の部分までサッカーに染め上げようとする、そういうことを提案する日本サッカー協会の一部の関係者の、知性と良識を疑う。W杯日本開催の時、上野の西郷さんにカメルーンイングランドのユニフォームを着せよう、なーんて言い出す人がいましたか? 先方からそれを提案されたら、どう思いますか? 面白いから是非やろう、ですか?

・・・私なら「国の歴史と文化を何だと思っているのか」とブチ切れて、代表共々街から追い出すだろう。

他国の文化を尊重することは、他人を尊重すること。そして自国の文化を尊ぶ「愛国心」を養うことに繋がる。教育基本法の紙っぺらの文言でドタバタし、その影でこのようなテイタラクでは、日本人はいつまでたっても欧米からサルポチ呼ばわりが続く。

・・・エーベルバッハ少佐に怒鳴られるぞ。(←一部少女漫画ファン向け・・・笑)