五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

伝説のテレビドラマ

私が高校生の時観たNHKの単発ドラマで、素晴らしく感激したのにタイトルを忘れてしまい、ずっと気になっていたドラマがあった。で、さきほどネットサーフィン中、偶然そのドラマについてのページにさしかかって「あっ」と思い出してしまった。ので、ちょっと書き留めておこうかと思う。

そのドラマは、

■「四季・ユートピアノ」1980年1月本放送

http://www.nhk.or.jp/archives/13nendo/back110.htm#Pgm1021

■「川の流れはヴァイオリンの音~ポー川~」1981年5月本放送

http://www.nhk.or.jp/archives/program/back0205.htm#pgm0526

の2本。両方とも同じ作者・同じ主演女優さんによる、いわば姉妹作です。

一般の方による評や感想は、

http://hccweb.bai.ne.jp/~hda25701/A-ko.htm

で読むことが出来ます。

とにかく、すごーく不思議なドラマだったのです。ピアノ調律師の主人公「栄子」もしくは「A子」が、「音」をめぐるいろいろな旅をしていく、というお話。なのですが、ストーリーらしきものはほとんどありません。あるのは、極めて美しい映像と、抽象的とも言える脚本と、題材にもなっているクラシック音楽。それらを盛り込んだ「映像詩」と言った感じの、とにかく不思議としか言いようがない、ドラマだったのです。

で、この主演の女優さんの名前も「あーっ!そうそう!」という感じで思い出した。中尾幸世さん。当時、アイドル歌手のフリフリドレスに慣らされていた目に、すっぴんで飾らない彼女の表情がめちゃくちゃ新鮮だった。現在は声の仕事、それも朗読専門で活動されているらしい。

某国営放送アーカイブセンターは埼玉県川口市だが、各地方放送局でもビデオやDVDで試視聴できるかもしれない。私も今一度、是非観てみたいものであります。