五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

iTunes Music Store Japan

AppleiTunes Music Store Japanがやっとオープンした。音楽のダウンロード販売。ブラウザを使わずiTunesでアクセスし、主にiPodに落として聴く、のがトレンドだそーだ。値段は1曲150円(1部の曲は200円)と、まあ本国ほどの安さにはならないまでも、妥当なところだと思う。参加レコード会社も、ソニーは参加していないようだが、他、東芝、ビクターなどの老舗も参加しているようだし、まずはいい船出だと思う。

しかし。

70年代ロックファンはレコード・CDコレクター的な指向が強い人が多いと思う。自分の中にもその面は大いにある。レア盤マニアとまでいかないが「積ん読」ならぬ「積ん聴く」傾向……とにかくCDを集めて並べてニマニマする自分に、時々気がつく。

まずCDは盤を買うもの、であるからして、このiTunesMusicStoreは、私はあんまり使わないだろう。ユーザー登録はするが、カード翌月支払いの時期に泣くのも怖いしね。

だがiTunes Music Storeは、そんな物欲主義に疑問符を投げかけてくる。必要な時、必要な曲だけを、最低限の出費で買って聴く。いかにもスマートだ。ごついオーディオセット、部屋一面のCD棚なんてバブリィじゃないの?と、年季の入った音楽ファンにとって、ライフスタイルの骨幹とも言うべき「こだわり」の部分に、容赦なくメスをつきたてられる……と、そこまではうがち過ぎか。

ともあれ音楽ダウンロード販売の「本丸」が日本に上陸したのだ。どうなっていくのか、ちょいと様子を見てみようと思う。