五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

吉田秋生「海街Diary」9巻(完結)

【漫画】吉田秋生海街Diary」9巻(完結)
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4091670881/

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映画にもなった吉田秋生の連載がこの度完結、単行本最終巻が発売になりました。鎌倉を舞台とした4姉妹のホームドラマ作品。最初は「あのバナナフィッシュのハードボイルドアクション描いていた人が、なんと枯れたもんだ」と思いましたが、読んでみるとやはりとんでもない名作でした。最終巻でも雑多な登場人物を主人公一家と関連付けながら話を決着させていく、ストーリー作りの手際に一流作家の腕が感じられ感心しました。もともと少女漫画っぽくないあっさり系の絵柄、男性でも十分読みやすいと思いますので是非に。

テリーの今年よく聴いたアイドルベスト5

それでは、毎年好例、テリーの今年よく聴いた曲・アイドル編ベスト5、いってみましょ。 (こっちは一応、発売年度も加味してます。)
  

5位■RYUTist無重力ファンタジア」


RYUTistはなぜかB面曲が良いことが多い。これはインドネシアAORバンド・イックバルが手がけたナンバー。文字通り浮遊感があるアレンジがいい。宇宙に着目した歌詞がつくはずだわ。
 

4位■Negicco「グッデイ・ユア・ライフ」


最愛のネギちゃんずは今年はアルバムが出ました。その中からはメインProdのConnieさん作品のこの曲が良かった。高速道路会社のCMソングで、「故郷で待ってる人がいる、ハイウエイで帰ろう」の歌詞がロコドルNegiccoに合っていて見事。ノスタルジーを誘う。
 

3位■つりビット「TOKYO WONDER GIRL」


来年3月いっぱいで解散が発表された。未だに納得がいかないがこれは本当にいい曲。皆大人になってきてこれからだと思っていたのになあ。(TT)
 

2位■MELLOW MELLOW「マジックランデヴー」


メジャーアイドル「さんみゅー」からのスピンオフユニット。王道の本家とは違いこちらはディスコ/ファンク路線。フィロソフィーのダンスの作曲家・宮野弦士が手がける楽曲の良さと、全員150cm以下のちびっこグループで可愛くてやられました(笑)歌もセンターのセナちゃんを中心になかなか安定。

 
1位■Kaede (Negicco)「ただいまの魔法」


Negiの末っ子・かえぽのソロ曲が今年の1位です!自分でも意外です。彼女が以前からファンだと公言していたトライセラトップス和田唱作詞作曲。念願叶って彼女頑張ったのでしょう。そっけない歌い方の端々にセンスが光ると思う。なんとなく男性バンドのボーカリスト的な歌唱法のような。家族愛をテーマにした温かい歌詞もいい。ゆっくりと歌と音楽センスを磨いてきた彼女に拍手。

テリーの今年よく聴いた洋楽ベスト5

それでは、毎年好例、テリーの今年よく聴いた曲・洋楽編ベスト5、いってみましょ。 (発売年度は関係なく、自分が今年聴いて良かった曲たちです)
 

5位■Horace Siver「Blowin' The Blues Away」

いきなりJAZZ(苦笑)モダンジャズには引き続き入門中ですが、どうにも皆が良いというコルトレーンやマイルス、ビル・エヴァンスあたりはピンと来ません。あーゆーのだったらこのホレス・シルヴァー(P)のように、元気よくガコガコ弾きまくる方が好きです。
 

4位■渡辺貞夫「Samba do Marcos」

邦楽じゃん(苦笑)今夏は史上稀な猛暑だったせいか、トロピカルなフュージョンインストを聞いて涼むことが多かったです。その中でも全盛期70年代後半〜80年代前半のナベサダは、やっぱ良かったなと改めて。アルバム「Morning Island」から。
 

3位■Lovin Spoonful「Do You Believe In Magic」

春先にはまったのがこれ。ジョン・セバスチャン率いるこのバンドは60年代が全盛期で、日本ではイマイチの知名度かなあ。音楽制作仲間とメール交換していて「このバンドいいね!ぜひコピーしよう」となったのがきっかけです。ポップなナンバーの他、意外やブルース曲も結構多かったですね。
 

2位■Aretha Franklin「Rock Steady」

今年最高に悲しかった出来事の一つが、このソウルの女王の逝去でしょう。そういうわけで私も慌ててアルバムを何枚か買いました。でも彼女のボーカルは何しろヘヴィなので、涼しくなってからやっと聞きました。60年代のシンプルなR&Bがやはり良いですが、今回はあえて72年のこの曲を。バーナード・パーディ(Ds)チャック・レイニー(B)の演奏も聞きものです。
 

1位■Marisa Monte「Amor I Love You」

今年は何故か、ブラジル物を狂ったように聞きまくった年でした。女性歌手もベテランのマリア・クレウーザやガル・コスタから比較的若手のベベウ・ジルベルトやホベルタ・サーまで。その中で中堅(?)のこの人、マリーザ・モンチは、やっぱりブラジルを代表する大スターだなあと。大物がこぞって彼女の為に書いた楽曲群もどれも素晴らしかったです。

ボーカル用マイクのおすすめ、現状調べ。

えー、ちょっと別件で、ボーカル用マイクの現状について調べてみました。なかなか中級機(五千円前後)に良い物がなくて困りました。ライブコンサートでしっかり使えるものとなると、1万〜1万五千円台です。高いなあ。

 
3千円の廉価機。JTS MK-680は、カラオケマイク並みの安さでも音がマトモだと、評判がいいです。ただやはり一定期間経つと壊れやすいようです。うちのも雑音が入ります。
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/155557/
 

中級機だとオーディオテクニカ PRO-100が評判がいい。国産で安心。優等生的にバランスもいいそうです。ちょっとごついかな。
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/16859/
 

世界No.1定番中の定番はこれ。シェアーSM58。プロの機材レンタル屋さんなら、多分99%これを出してきます。私も何度か使いました。ハウリングに強く野外向け。人間の声域をわかっているかのように音がまとまります。男性ボーカルにはベスト。でも繊細なソプラノコーラスとかにはどうかなあ。
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/69782/
 

女性ボーカル向きと言われているのがこのメーカー。Audix。OM3てのが手頃です。これがイチオシ。関係しているコーラスグループさんにもお勧めしました。でもこれも結構重い。で高い。
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/18079/
 

このどれかの選択でしょうね。
 

あ、接続ケーブル。メーカーは標準的なカナレがいいでしょう。
5m:https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/22589/
3m:https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/22536/

アイドル楽曲大賞2018に投票しました。

http://www.esrp2.jp/ima/2018/


【メジャーアイドル楽曲部門】


1位 ガールズアワー / MELLOW MELLOW


MELLOW MELLOW 1st Debut Single「ガールズアワー」

モータウン歌謡の楽曲はむしろマニアック。どメジャーがこの路線とは!「してやられた!」感がある。


2位 魔法を信じる? / SOLEIL


SOLEIL / 「魔法を信じる?」MUSIC VIDEO

60年代路線でこれもマニアック。これまたしてやられた。


3位 花火と漫画とチョコと雨 / はちみつロケット


はちみつロケット「花火と漫画とチョコと雨」MV Full Ver.(3rdシングル)

おかしなわたしとはちみつのきみ、も良かったが。


4位 kissはあげない / 東京女子流


東京女子流 / kissはあげない MUSIC VIDEO

大人になってきて素敵。


5位 でかどんでん / 私立恵比寿中学


私立恵比寿中学「でかどんでん」MV

エビネギへのご祝儀も込めて。


【インディーズ/地方アイドル楽曲部門】


1位 ただいまの魔法 / Kaede (Negicco)


Kaede(Negicco) 「ただいまの魔法」作詞・作曲・編曲 和田唱(TRICERATOPS)

そっけない歌い方の端々にセンスが光ると思う。ゆっくりと歌と音楽センスを磨いてきた彼女に拍手。


2位 グッデイ・ユア・ライフ(下り ver.) / Negicco


Negicco 「グッデイユアライフ」

Connie氏の鉄壁ファンキーポップ。故郷で待ってる人がいる、ハイウエイで帰ろうの歌詞が、高速道路会社のCMに合っていて見事。ノスタルジーを誘う。


3位 TOKYO WONDER GIRL / つりビット


【公式】つりビット『TOKYO WONDER GIRL』MV Full ver.

解散はいまだに納得がいかないが、これは素晴らしい曲。


4位 無重力ファンタジア / RYUTist


RYUTist - 無重力ファンタジア

いわゆるB面曲。宇宙に着目した歌詞と、文字通り浮遊感があるアレンジがいい。


5位 knock / まなみのりさ


まなみのりさ「knock」

男の子目線の僕もの歌詞がさわやか。


【アルバム部門】


1位 『MY COLOR』 / Negicco


Negicco Fourth Album「MY COLOR」 Teaser Movie

4作目でもクオリティーはまったく落ちない。アイドルのみならず、ポスト渋谷系として日本を代表する音楽・グループである。


2位 『AHEAD!』 / 脇田もなり


脇田もなり - Gozigen Lover-Joi (Official Music Video)

セカンドアルバム。ファンキーソウル路線はますます絶好調。


3位 『My Name is SOLEIL』 / SOLEIL
中学生美少女に60年代マージービートを歌わせる発想がすごい。


【推し箱部門】


Negicco
箱推しは永遠に変わらず。
コメント

【ブラジル音楽】カルトーラ「生まれ出ずる歌」

【ブラジル音楽】カルトーラ「生まれ出ずる歌」


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歌詞意訳■生まれ出ずる歌
 
昨晩私が望んだことは
私が生まれたその朝に
すでに見つけていたのだ
それは、こんな風に歌うこと……
 
すべての悲しみから
私は解放された
生まれ出ずる歌によって
主イエスから賜った幸福
私は明るく歌うのだ
 
大昔のことも覚えている
希望と信仰をも奪われた時代を
今、私は幸福です
神に歌うことで
私は救われた
 
もう友を批判したりはしない
かつて私は
すべて満たされていると見栄を張り
本当のことは何も言わなかった
それが失敗の理由
無駄な争いも多くした
 
今は自信を持って
そんな過去にさようならを言おう
主イエスに感謝し
生まれ出ずる歌に
私は救われる
 
ブラジル1970年代サンバ界の重鎮だったカルトーラの、歌手としての決意表明とも言える美しい歌です。

自作・自唱曲3曲について

えー、ちょいと自作・自唱曲についても、まとめて3曲紹介させてください。わたくしの下手歌で本当に申し訳ないとは思いますが……。
この紹介曲は、自分としては十数年ぶりぐらいに「作詞」をして、しかも社会的なテーマを織り込めた。で、なんとか全て自力で楽曲を作り上げられたので、結構満足はしていて嬉しいんです(笑)では長いですが、まいります。


アンタッチャブル
 
【試聴】http://terryyokota.sitemix.jp/mp3/Untochable.mp3
 
奴の故郷の街は 黒い煙の街
うつろに1日を終え 酒をあおる人
奴の故郷の街は 風が止まぬ街
飛ばされ倒されても 知らんぷりの人
 
そんな故郷が嫌で 奴は抜け出した
指をすり減らして 働き眠った
けれどどこへ行っても むしり取られた
奴はまた仕方なく 夜汽車に乗り込む
 
黒いコートの 不気味なヴァガボン
いつしか人は 奴のこと こう呼んだ
 
アンタッチャブル 奴に触れるな 毒がうつるぜ
アンタッチャブル 奴を締め出せ
良識のかんぬき掛けろ
 
ある日戦争が起こり 奴の故郷の街が
炎に焼かれ消え去り 残る瓦礫の山
もはや他人の事と 知らんぷりしても
奴の心は晴れない 酒が増えるばかり
 
黒いヴェールに 隠されたゴーストタウン
ある時奴は 故郷への 汽車に乗る
 
アンタッチャブル これで良かった 悪魔は去った
アンタッチャブル 馬鹿なやつだよ
自分から地獄に落ちた
 
黒いコートは 消えてしまっても
またぞろ人は 別の誰か こう呼ぶさ
 
アンタッチャブル 奴に触れるな 毒がうつるぜ
アンタッチャブル 奴を締め出せ
良識のかんぬきかけろ
 
※おさっしのとおり、原発事故避難民の子供たちへの「放射能がうつる」差別を歌ったもの。ですが言われない差別全般、人の潜在意識に眠る優越意識や行き過ぎた正義感についても、思いを込めたつもりです。



■それが忖度(AB君に捧ぐ)
 
【試聴】http://terryyokota.sitemix.jp/mp3/sontak.mp3
 
先祖代々、政治家の家に生まれ
けれどオレだけ 東大受験で足切り
一家の恥と 蔑む親戚
一生 忘れぬ 恨み晴らさでおくものか
 
コネと根回し 潜り込んだよ永田町
議員秘書修行 地盤を引き継ぎ当選
お世辞おべっか 時には脅して
とうとう つかんだ 三権の長の宰相
 
それが忖度 俺を敬え 臣民共
それが忖度 俺におもねろ 子飼いの者よ 
 
歴史に名前を残せるならば
民も国家もメリケン野郎に くれてやる
 
使える犬には 餌もたんまりお友達
けれど敵なら 完膚無きまでに叩くぜ
強いアメリカ 尻尾を振って
虎の 威を借り やがて在任期間は最長
 
それが忖度 俺に貢げよ 働きバチよ
それが忖度 俺に従え 無能の衆よ
 
先祖の業績越えられるなら
一般人などどうにかなっても 知らぬこと
 
※ABソーリについては、私はその人格根本から「No!」を突きつけているのは周知のとおりです。東大足切り云々は実際にはどうだったのか分かりませんが、彼の行動原理の奥底には、偉大といわれた祖父や父への、強いコンプレックスがあるのではないか?と思います。とにかく庶民を全くかえりみない宰相など、絶対に許せません。



原子力の歌
 
【試聴】http://terryyokota.sitemix.jp/mp3/genshiryoku.mp3
 
別に金持ちに なりたかったわけじゃない
まともな暮らしがしたかっただけさ
狭い田舎で 出稼ぎ必須の村に
突如舞い込んだ 原発建設話
 
バカと貧乏が 受け継がれるだけ
そんな故郷が 変わるはずと思った
 
原子力、明るい明日のエネルギー
原子力、明るい未来のエネルギー
 
先祖代々の 山や田んぼと引き換え
最新科学の 発電所がやって来た
父ちゃんおかげさま 出稼ぎはもうやめた
家族やっと笑って 暮らせる日が来たんだ
 
バカと貧乏に おさらばできる
ちゃんと故郷が 栄えてくと思った
 
原子力、明るい明日のエネルギー
原子力、明るい未来のエネルギー
 
そして原発事故 みなさん知っての通りだ
我ら古里は 放射能に沈んだ
欲に溺れた 天罰とも言われた
散り散りバラバラになり 差別もされた
 
バカと貧乏さ けれど美しい
そんな故郷は 根こそぎ無くなった
 
原子力、明るい明日のエネルギー
原子力、明るい未来のエネルギー
 
※「原発なんて面倒なもんをホイホイ作らせやがって、福島の人間はバカだ」という県外の方の意見に、少し言い訳や状況説明をしたくて書きました。原発建設を正当化する意図はありませんが、福島の人間もおカミから搾取され続けているのです。