五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

テリーの今年よく聴いた洋楽ベスト5

それでは、毎年好例、テリーの今年よく聴いた曲・洋楽編ベスト5、いってみましょ。 (発売年度は関係なく、自分が今年聴いて良かった曲たちです)


5位■Elton John「Blue Moves」
■「Sorry Seems To Be The Hardest Word」

エルトン・ジョンのアルバムは、学生時代にあまり聞いてこなくて、ここ数年かけてコツコツ集めている最中です。その中で1976年の「青い肖像〜Blue Moves」は、かろうじてリアルタイムでラジオで聞いた記憶があります。小6か中1か、ちょうど音楽を聴き始めた時期で、シングル「Sorry Seems To Be The Hardest Word〜哀しみのバラード」の哀感は、文字通り子供心にも刺さるものでした。で、不意に思い出して購入・愛聴しております。


4位■Jimmy Webb Greatest Hits「Highwayman」
■「MacArthur Park」

ジミー・ウェッブ。日本では作曲家として時々名前が出るものの、自作自演歌手としては全く知られていない、そんな人です。グレン・キャンベル他いろいろな人が彼の曲を取り上げヒットさせています。というわけで彼自身のアルバムは、日本ではなかなか聞くことができなかったのですが、折良く決定的なベスト盤が配信限定ですが出まして購入した次第です。分類すればカントリーに成るんでしょうか。「恋はフェニックス」「ウィチタ・ラインマン」など名曲多数です。。


3位■Ney Matogrosso「Mato Grosso」
■「Alegria Carnaval」

ネイ・マットグロッソ。ブラジルのアリス・クーパーの異名をとる、エキセントリックな風貌(化粧&コスプレ)のベテランシンガーです。特徴的なハイトーンボイスで、ちょっと危ないオネエ系かと思いきや、さにあらず。特に音楽面では、自作はせず、あえて外部作家や著名SSWに書かせていますが、その特異なスタイルのせいか統一感もあり、極めて良質でまっとうなブラジルMPBです。


2位■O'Jays「The Last Word」
■「'68 Summer Nights」

フィラデルフィア・ソウルのベテラングループ「オージェイズ」。このアルバムを持って歌手生活を引退すると発表があって発売された、文字通りのラストアルバムです。これがまた、70年代から変わらぬ老舗の味。ダミ声のリードヴォーカル、エディ・リヴァートの歌声もこれが最後かと思うと泣けてきます。


1位■Marvin Gaye「You Are The Man」
■「You Are The Man」

モダンソウルの元祖マーヴィン・ゲイ。1972年に制作され、発売一歩手前でなぜかお蔵入りになった幻のアルバム、という触れ込みで発売され、勇んで購入しました。が、よく調べると全くの未発表作ではなく、ベスト編集盤などでちょこちょこ発表済みの曲達をまとめたものらしい。なーんだとがっかりしながら聞きましたが、内容はさすが!全盛期のマーヴィン・ゲイそのもの。例の一人多重録音によるボーカル&コーラス、浮遊感あふれるサウンド、時に社会批判も交えた歌詞。大変素晴らしく感激しました。