五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

珍しくジャズ曲の話


Hank Mobley「The Dippin」1966


D

 

スイングしなくなってからのジャズの名曲。ピアノはハロルド・メイバーンという人で、超すごいとまではいかない人らしい(爆)

 

で、ちょっと楽器奏法・アレンジの話。ここで聞かれるピアノのコード・バッキング……リズムの取り方って、現代まで続く8ビート・16ビート系のピアノバッキングの典型例と言ってもいい。基本中の基本なんだけど、これはどこから来たのか?急にこの人が始めたなら、超天才としてジャズ史に名が残るはずだが、そうなっていない。

 

レイ・チャールズ等のR&Bのピアノ奏法が真っ先に浮かぶけど、ここではちょっと違うっぽい。そうるするとやはりボサノヴァの影響かな。もっと言ってしまえばセルジオ・メンデスの影響かな? とするとセルメンって、ピアニスト・プレイヤーとしても、とってもすごい人なの鴨試練なと、考えてみたりの徒然。

 

ともかくこの曲このアルバム、非常に面白い。親方モブレイのSax、リー・モーガンのラッパ、アドリブのおいしいフレーズや組み立て方の宝庫だ。ギタリストも下手なメタルなどよりこっちをコピーすれば、後での応用とかめちゃくちゃ勉強になるよきっと。